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カンボジア:2015年、縫製工場労働者の2000人近くが失神で倒れる

昨年、カンボジアのアパレル縫製工場及び製靴工場で倒れた縫製工員の数は2014年と同じく1806人で、発生工場数は5.8%減少していると1月7日に公表された報告書に記されている。

全国社会安全基金(NSSF)の報告書によれば、集団失神は全国32の工場で発生し、14人の男性を除けば残りはすべて女性だった。

報告書では集団失神を引き起こす要員をいくつか挙げ、一番の原因は「集団心理」によるものとしている。次に多い原因としては残業を挙げ、倒れた工員の23%はアパレル縫製工場や製靴工場での働き過ぎだと報告書は述べている。それ以外の工員が倒れた理由としては、「化学物質」(18%)、「物理的」(16%)、「虫刺され」(7%)、「機械」(2%)を挙げている。

「2015年の失神の状況を2014年と比較すると、人数は同じだが、発生工場数は5.8%減少した」と全国社会安全基金(NSSF)政策部長であるCheav Bunrith氏は述べた。

「工員らの失神が起こらないようにするために、雇用者や工場幹部らは工場内での失神が起きる主要因を改善するべきです」とBunrith氏は述べ、報告書が14日に発表されると付け加えた。

彼はまた、全国社会安全基金(NSSF)が指導する工場のワークショップでスタッフが清掃を徹底するよう呼びかけ、工員らに職場の安全、基金のメリット、交通安全について指導した。

さらには、工場の代表と医療スタッフが工員養成プログラムに参加すべきだと述べた。

労働者組合運動連合代表のPav Sina氏は、昨年倒れた工員らは2013年や2014年のような病人ではなかったと述べた。2014年のILOの報告書では、70万人の縫製労働者のうち41%以上が貧血だと推測している。

労働者の健康を保証するために政府はいくつかのステップを追っていくべきだとSina氏は言う。

「2015年の失神の状況は改善されていますが、労働省と職場事故防止委員会がもっとしっかり工場の労働条件や職場環境を監視すれば、さらに良くなります」と彼は言い、そうすれば失神も減少すると言い添えた。

Sina氏は工場で倒れる工員の数を減らすのは労働省や工場運営者の責任だと強調した。両者には労働者への義務があり、労働省は安全な職場環境を整えない経営者を処分する責任があると訴えた。

「労働省と全国社会安全基金は通達に従わない工場にペナルティーをあたえるべきです」と彼は述べた。

Sina氏は昨年彼の組合で約100人が倒れたと明らかにした。

全国社会安全基金の以前の報告では、昨年工場の集団失神が発生したのは、プノンペン、カンダル州、スヴァイ・リーン州、コンポン・スプー州、プレア・シアヌーク州、タケオ州、コ・コン州、コンポン・チュナン州に及ぶ。


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最終更新:2016年01月15日

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