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ベトナム:TPPによる利益を最大化のために繊維産業に注力

12ヵ国が加盟する自由貿易協定である環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)による利益を最大化するためには、ベトナムは繊維・アパレル分野に特に注力すべきであるとベトナム商工省多国間貿易政策部のNgo Chung Khanh副部長は話す。

ホーチミン市で開催されたワークショップの席上、Khanh副部長は繊維・縫製産業はベトナムの最大の強みであり、ベトナムの繊維・縫製産業は、17-25%の関税にもかかわらず、現在米国市場で占有率第2位を占めると述べた。

TPPによりベトナム製品の関税は100%撤廃される。関税が撤廃されれば、ベトナムの繊維・縫製産業は輸出量、輸出額の両面で有利になるとKhanh副部長は続けた。

Khanh副部長はまた、TPPは世界貿易機構(WTO)への加盟以上にベトナムの貿易に大きなインパクトをもたらすだろうと指摘した。ベトナムは他の加盟国以上にTPPにより裨益し、輸出を大きく伸ばすことが可能であるという。しかし、ベトナムは繊維・縫製分野、知的所有権、労使問題について改善の必要があるとも指摘している。

労使問題、知的所有権の面では、TPPの労使問題に関する規則はベトナムにとってWTOによる規則と同様であるという。労働者は自己の権利保護のために組織を結成することができる。知的所有権に関しては厳密に規制が適用されることとなる。TPPによって、特にベトナムから米国、EU、TPPに加盟する他の先進国への輸出が増加することが予測されている。

Khanh副部長は、TPPは経済発展をもたらし、貿易におけるベトナムの世界的な立場を強化し、より多くの雇用を創出し、国民所得を引き上げるだろうと述べている。

同様に、法経済大学のNguyen Tien Dung博士は、TPPは他の加盟国と比較してもベトナムに大きな便益をもたらす、そしてTPPはベトナムにとって輸出促進と世界的サプライチェーンへの編入のための好機となると語った。

しかし、ベトナムは12のTPP加盟国のうち最も開発が遅れており、そのことがTPPの発展の障壁となる可能性があるとも指摘している。

 


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最終更新:2016年01月07日

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