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カンボジア:Adidasの中国からの移転計画で発注は増加予定

カンボジアで最大規模の縫製バイヤーのひとつであるAdidasが、中国からよりコストの安い東南アジアへの移転を進める戦略の一環として、今後5年間でカンボジアでの生産を拡大する予定であると発表した。

ロイターが報じたところによると、先週開催された投資家向けワークショップで、ドイツのスポーツ衣料大手AdidasのJohn McNamara調達部長は、中国での人件費の急速な高騰を受け、今後5年間でミャンマー、カンボジア、インドネシア、ベトナムからの調達を増やす計画を明らかにした。

12月15日、Adidasの広報担当者は、同社はカンボジアからの調達割合を2020年までに4%上昇させる計画であると話した。

「カンボジアは重要な生産国であり、Adidasはカンボジアに注力しています。実際、今後数年間で発注量をさらに増やすことを予定しています」とKatja Schreiberはメールで表明している。

「2014年、Adidasは全生産量の16%をカンボジアに発注していますが、2020年までには20%に上昇するでしょう。カンボジアには靴類も一部発注していますが、今後もそれは続く予定です」

Shreiberによると、東南アジア諸国への移転はAdidasの納入業者多様化計画の一部でもあるという。同社は現在カンボジアの約500の輸出縫製工場のうちGrand Twins Internationalを含む24工場と取引をしている。Grand Twins International はカンボジアで創設まもない証券取引所に上場している3社のうちの1社である。

この発注増加計画はカンボジアでの人件費上昇にもかかわらず発表された。縫製労働者の最低賃金は1月以降月額140ドルとなるため、2年前と比較すると40%増加したことになる。ミャンマー、ベトナムでも同様に人件費は上昇しつつあるが、それでもカンボジア同様、中国よりはずっと低い。

この計画はまた、カンボジアに発注している大手ブランドは発注額を上昇させていないという政府、企業、労働組合による批判の中発表された。縫製企業は、バイヤーが長期の契約をすることは非常に稀であるため、長期的な計画ができないとも非難している。

労働省や、カンボジアの輸出縫製企業を代表する団体であるカンボジア縫製業協会の広報担当者からはコメントを得ることはできなかった。


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最終更新:2015年12月22日

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