インドシナニュース

カンボジア:縫製産業が新たな変化を模索

縫製・製靴産業の関係者が12月8日プノンペン市に集まり、同セクターの持続可能性と競争力強化について協議を行った。

フランス援助庁(AFD)の主催によるこの会合はプノンペンのサンウェイホテルで開催され、従業員の生活・労働基準の改善や、トレーニングに注力することが縫製・製靴産業の成長に貢献し、生産コストの低さに依存する脆弱で熟練度の低い産業から、安定した競争力ある産業に転換できるとの意見がもたらされた。

「どの分野でも、人材、技術と能力開発が非常に重要になります」とフランス援助庁カンボジア局のフィリップ・スタインメッツ局長は話す。

「縫製分野では90%以上の工場所有者が外国人であるため、これは非常に重要な要素になります。中間管理職と上級管理職はともに外国から来ており、カンボジアは人材、労働力を提供するだけで、それもあまり教育を受けていない女性が中心です」

「これは人材提供という非常に狭い分野の貢献で、原材料や付加価値の問題ではないため、企業は簡単に工場を他国に移転させることができます」

この種の会議としては第1回目となる本会議は、70万人を雇用し、2015年上半期だけで30億ドルもの輸出を行っている縫製・製靴分野の関係者を一同に集めることを目的としているとスタインメッツ局長は話す。

「ADFはオープンソースのウェブサイトにどのようなデータや資料も掲載します。誰でも何かを提案することができます」と彼は話す。

Ian Ramageをファシリテーターとし、労働省、商業省、労働組合、国際労働機関(ILO)、労働者の権利団体、企業代表者などが産業の持続可能性という「共通の課題」について、それぞれの懸念を話し合い、考えを共有した。

「今日はたくさんの成果がありました。その場の良い雰囲気、そして穏やかに議論が進行したことにも驚きました」とAngkor Researchの代表であるRamageは話す。

作業部会では、「ジェンダー問題と女性縫製労働者が直面する問題」「サービスの隙間を埋め、労働者を支援する資金援助:どのような調査研究が必要とされているのか」「次のステップとその責任者について」「カンボジアの産業のベスト・プラクティスを海外に広めるためのブランド構築」などの5つの議題について話し合いが行われた。

Ramageは作業部会での議論も非常に好意的に受け止められたと話す。

「Better Factories Cambodiaなどのプログラムや労働条件改善のために行われた作業のおかげで、倫理的規範への準拠と、他の労働力、インフラや電力費が安価な他国と比較してカンボジアの競争力を示す「メイド・イン・カンボジア」というブランドを構築するよいチャンスが到来しています」と彼は話す。

 


無料レポート提供中!
~~ ミラン・コンサルタント ~~
ベトナムでのアパレル生産は
中国での生産とどこが違うのか?



カンボジア ジャンル:
最終更新:2015年12月15日

このページのトップへ戻る