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カンボジア:多数の製造工場が労働者を一時雇用停止にしていることが明らかに

~カンボジアの製造業は、約60万人に雇用を提供する主要な経済推進力

カンボジア縫製業協会(GMAC)によると、労働組合リーダーがより高い最低賃金を要求することを表明している一方で、少なくとも15工場で、受注不足により労働者を一時雇用停止にしていることが明らかになった。

カンボジアの製造業は、約60万人に雇用を提供する主要な経済推進力である。しかしこの分野は、膨らむ生活費を補填するのに、労働者がより高い賃金を要求するため、近年多くの騒乱が発生している。今月末にもさらなる賃金交渉が予定されている。

工場は、こうした騒乱やコスト上昇が潜在的なバイヤーを遠ざけることになる、と述べている。カンボジア縫製業協会(GMAC)のKen Loo書記長は、毎年いくつかの工場が労働者を一時雇用停止としているが、「但し、その数は多くありません。」と述べた。Loo書記長は、受注の減少が、この一時雇用停止の背景にある主な理由であるとした。

「我々は、昨年からこの点(需要減)を心配していました。ですが組合は我々を信じませんでした。」と彼は述べた。

一方で、労働組合リーダー達は、生活維持費に関する新たな調査結果を踏まえ、以前よりさらに最低賃金を引き上げるための交渉を開始する予定であることを月曜日に公表した。労働組合は当初、月額最低賃金を128米ドルから177米ドルへ引き上げることを求めていたが、現在はそれを、207米ドルにしようとしている。

アルマーニ向けに衣料品を生産しているKin Tai工場の労働者代表のChheang Thida氏は、7月15日以降およそ500人が一時雇用停止にされており、「工場が労働者を一時雇用停止にするような事態は初めてです。」と彼女は言った。工場のリーダーは、この一時雇用停止は、労働者が大量失神したことを掲載するソーシャルメディアの写真に起因するものではない、と労働者に説明した。

地域法律教育センターにおける労働プログラム長であるMoeun Tola氏は、多くの工場が、本来ピークシーズンとなる8月に、労働者を一時雇用停止にしていると述べた。

Tola氏は、過去に工場がそのまずい経営のために労働者を一時雇用停止としたことはあったが、受注不足によるものはなかったとし、現在の雇用停止は、最低賃金の賃上げ要求に対抗するための工場の戦術かもしれない、と危惧していることを付け加えた。彼はバイヤーに対し、「バイヤーは、工場が労働者へ適正賃金を支払うことを求めていることを示すように」呼びかけた。

地域法律教育センターのために工場を調査しているVa Kunthea氏は、ここ数週間で雇用停止する工場は増えているとした。しかし彼女は、カンボジアにある全ての工場の約5%と話ができたのみであり、実際には彼女が認識しているより多くの一時雇用停止が発生していると予想している。

労働者運動共同組合のPao Sina会長は、労働者は一時雇用停止があってもなお、賃上げは必要であるとした。「我々はまだ留まることができません。」と彼は述べた。



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最終更新:2015年09月23日

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