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カンボジア:独立系労働組合が最低賃金の要求を引き上げ

独立系労働組合のグループは、来週に開始する政府、工場、組合の三者協議において、縫製労働者の新たな月額最低賃金として207米ドルを要求すると述べた。

その金額の根拠は、現状128米ドルとなっている最低賃金の賃上げ要求の意味づけをするために、労働者権利団体が先月、国の70万人の縫製労働者がいくら消費しているか認識するための独自の委託調査を行った結果に依る。9月11日金曜日、DC Research社は予備調査の中央値を報告したところによると、調査対象となった745人の縫製労働者の中央値は207.5米ドルであった。

この調査を支援した米国にあるSolidarity Center のWilliam Conklinカントリー・ディレクターは、政府と協調している組合もいくつかあり、必ずしもすべての労働組合が今後の交渉で、最終的に207.5米ドルという数字を主張することに同意する必要はない、とした。協議は来週の月曜日に開始される。

「207米ドルという数字は、労働者が1ヶ月に使うと述べた金額の中央値を根拠としており」、この金額には自身の生活費と家族を支援するための仕送りの金額を含んでいる、とConklin氏は述べた。

「彼らは労働者がどのように賃金を支出したいと考えているのか、把握するつもりです。」と、彼は組合について付け加えた。

DC Research社はその金額について肯定も否定もせずに、今週最終的な調査結果を公表する予定としている。この調査には縫製労働者がどのように稼いでいるのか、例えば残業やボーナスと比較して、どの程度基本給から得ているのか、その内訳を含むことが期待されている。

「全体像はまだ明らかになっていません。」とConklin氏は述べた。少なくとも、いくつかの労働組合では、昨年掲げた177米ドルの最低賃金要求を支持するのに、この結果を利用できる、と彼は付け加えた。

国内最大の独立系労働組合をリードするAth Thorn氏は、彼と志を同じくする労働組合のリーダーの一部は、交渉の開始水準を207.5米ドルとすることを既に決定した、と述べた。

「我々はこの金額を工場との交渉に利用します。なぜなら我々は、根拠のないいかなる金額も利用することはできないためです。この金額は、基本的な生活維持費です。もし我々が、労働者が尊厳をもって生活できるようになることを望む場合、要求値はこの金額よりさらに高くなるでしょう。」

労働組合のリーダーのYang Sophorn氏もまたこの金額を支持しており、これまでその他7つの組合が、207.5米ドルを主張することで合意した、と述べた。

いつもははるかに低い賃金を志向する政府系組合を含む、多くの労働組合のグループでは、すべての組合が合意できる金額水準を見出すため、会合を持つ予定としている。

Thorn氏は、全組合が合意に達することに対し懐疑的であるが、もし失敗しても、独立系組合は207.5米ドルの要求のため、ストライキを実施するかもしれない、と述べた。しかし彼は同時に、工場との交渉を前進させるため、要求を緩和する可能性についても認めた。

「この金額は交渉のためのもので、最終値ではありません。」と彼は言った。「交渉の行方は現実に依ります。」

交渉を仲介する労働省は、10月に新しい最低賃金水準を決定する予定としている。



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最終更新:2015年09月22日

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