インドシナニュース

カンボジア:Targetの納入業者で集団失神が発生

少なくとも22人の衣料品工場に勤める女性が9月9日、プノンペン郊外の工場で昏倒した。集団失神における最新の事例である。

失神した人数の正確な数字はすぐに確認できなかった。原因の究明はまだ続けられているが、Porng Toeuk健康センターの医師、Veag Vuthy氏は「有毒臭」、もしくは低血糖の可能性が高いとクメールタイムズに語った。

はじめに女性1人か2人が倒れ、それが引き金になって他の同僚の労働者らに連鎖反応が起こったと労働省は発表した。集団失神はプノンペン郊外のMoha Garment社が所有する工場で発生した。

出荷履歴によれば、工場は米国やカナダのTargetの店舗、および百貨店チェーンのKohl’s向けに製品を提供している。

失神した匿名の一人はPorng Toeuk健康センターの入院先で他の人がはじめに失神していたのを見たとクメールタイムズに対し語った。「どうして失神してしまったのかわかりませんでした。でも周りの人や他の人も失神していると聞き、怖くなりました。私も呼吸困難になり、失神しました。」

他の匿名の女性も、手当てを受けるために他の医療施設に搬送された労働者もいたと語った。

「工場の医療施設は満員でした。車で他の医療施設に搬送された人もいます。」

労働省はHeang Mony Vuth病院に14人、Porng Toeuk健康センターに8人が搬送されたと語ったが、総数は不明だ。車で多くの人が搬送され、Veag Vuthy医師は自身の医療施設に搬送された人数は労働省の発表よりも多く13人だったと語った。

Veag Vuthy医師は、工場労働者の多くがきちんと食事をせず、十分な睡眠をとらず、低血糖であったため事態が悪化し、弱った体であったために失神しやすかったと語る。「こちらに多くの労働者が失神し、助けを求めてきているのを知っています。この地域のほとんどの工場労働者は工場から離れた場所に住んでいます。朝早く起床し働き、遠くに住んでいるために遅くまで起きていなくてはなりません。通勤にどれくらいかかるか聞いてみると、非常に多くの不満を持っていることがわかります。彼らは睡眠時間が足りてないと言います。タケオ州からはるばる通っている者もいるのです」と氏は語った。

コメントを求めた工場の経営者からは返答はなかった。労働省は調査を行うと語った。

カンボジアの衣料品工場における集団失神は頻発している。先月には一週間で400人以上が昏倒した。労働省は昨年少なくとも1800人の労働者が24の工場で昏倒したと語った。

国際労働機関は最近、集団失神は複数の要因から発生するものだとの結論を下した。栄養不足、工場における換気や空気循環不足、過度な残業が主な要因である。

昨年のBetter Factories Cambodiaの報告によれば、衣料品工場労働者の40%以上が貧血を患っているという。



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最終更新:2015年09月16日

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