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カンボジア:第1四半期の縫製工場ストライキ件数が前年比74%増加

2015年の第1四半期に、カンボジアの縫製工場でのストライキ件数は大幅な増加を示し、前年同時期と比較すると約74%の増加であった。

カンボジア縫製業協会(GMAC)の第1四半期報告によると、1月から3月までの間にカンボジアの縫製工場で40件のストライキが発生している。2014年同時期のストライキ件数は23件であった。

縫製業協会のKen Loo書記長はプノンペンポスト紙に対し、「昨年は暴力的なストライキが終了したばかりで、皆が警戒態勢にあった」と話す。

2014年1月、全国的な縫製産業ストライキを支持する抗議行動が過激化し、軍隊が発砲したことで少なくとも5人の抗議参加者が死亡した。そのためカンボジア政府はデモ活動の禁止令を発し、ストライキを組織しにくい状況となった。

しかし、縫製工場のストライキは再び活発化した。カンボジアアパレル労働者民主組合連合のKong Athit副会長によると、これは雇用者と労働者間のコミュニケーションの問題によるものが殆どであるという。

「産業労使問題に関わるすべての人々に共通する問題だと思いますが、雇用者、労働組合、政府の三者間にはいまだに非常に限られた関係しかないのです」とAthit副会長はプノンペンポスト紙に話す。

プノンペンポスト紙の報道によると、縫製業協会の調査でも、発生したストライキのうち70%は工場に登録されていない労働組合が関与したものであり、8%は労働組合に属さない従業員によるストライキ、そしてすべてのストライキが不法に実施されたものであったことが判明している。

労働人権団体Solidarity CentreのDave Welshカンボジア事務所長は、政府が合法と判断するストライキを開催することはほぼ不可能だと話す。雇用者側は組合や従業員との交渉を拒否し、政府職員は従業員らの不満への対応が遅く、そのために合法的なストライキの開催が不可能となっているという。

縫製業協会の報告書では、いくつかのストライキは、Loo書記長がプノンペンポストに「腕試しとして」と述べたように、組合の評判をあげるために行われたのではないかと推測している。

しかし異論を述べる人々もいる。すべてのストライキには目的があり、そしてその大多数は賃金と労働環境に関するものだと彼らは話す。

 



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最終更新:2015年05月29日

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