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ベトナム:タイ族のファッション、ユニークな藍染め

タイ族の女性はたいてい藍染めの綿織物を使用する。従ってタイ族が着る衣服の色は、その多くが藍色だ。女性はまた頭飾りを被ったり、5つボタンの民族衣装を着用したりする。この衣装を着るときには、腰紐を結び、ネックレスやブレスレットのような銀のアクセサリーを身に着ける。

タイ族の民族衣装には、模様はほとんどない藍染の綿が使われる。錦織がいつタイ族の生活の一部となったのかについては、だれも確かなことは知らない。だがタイ族が織る美しく鮮やかな錦織は遠い昔から人々に知られている。

錦織に使われる主な糸は、藍染の綿糸や絹糸である。今日では、絹の価格が高いことから、ウールが代替として使用されている。錦織の工程は、完全に手作業である。鮮やかで美しい錦の織物はどれも、タイ族の女性による職人技と忍耐の賜物なのである。こうした織物は、掛け布団や赤ちゃんの抱っこ紐、敷布、また特に民族衣装などを作るのに使用される。

タイ族の男性の民族衣装には、一般的な一揃えとして、ヒダのないズボンや、5つボタンで襟首の立ったシャツなどが挙げられる。また別のデザインのシャツもあり、このシャツは丈が長く、前身頃の長さは男性の膝丈ほどもある。男性はまた4つボタンのシャツを着用することもあり、このシャツは、ボタンや襟の低い丸首、前身頃の2つのポケットなど、細部のデザインが際立っている。祭事など特別な日に、タイ族の男性は白いシャツを着ることが多く、こうした理由から彼らはよく白タイ族と呼ばれている。またこれによって通常藍色のシャツを着るヌン族との違いを明らかにしている。

一方、タイ族の女性の伝統的な衣装は、5つボタンの上衣に長ズボンである。そして腰紐を結び、頭飾りを被って、麻布の履物を履く。腰紐は単色に染められた長い綿布で、この色が衣装全体を優雅に見せている。特別な日には、上衣の下に白いシャツも着用する。以前はタイ族の女性もこうした民族衣装を頻繁に着たものだが、今日ではズボンの方が好まれている。女性用のズボンは、基本的に男性用と同じデザインである。頭飾りについては、ベト族の女性が被るものとかなり似ている。

タイ族は、自らの衣服にあまり刺繍や装飾を施さない。主に藍染の布地を使い、白いシャツを上衣や上着の下に着用する。そしてこの2点が、タイ族のファッションにおける最もユニークな特徴である。だが錦織に関しては、タイ族だけの独自の模様を編み出している。掛け布団や祭壇を覆う布では、織物の模様に天国や地球(掛け布団にはさらに縁飾りが施されている)、神々を守るさまざまな人など宗教に関する内容や、普段の生活を描写した植物や動物などを描くことが多い。四角形や長方形の形をした模様では、これらの形は正確に上部と下部に分けられている。これらの模様は、最も広く知られた特徴とされており、この特徴はタイ族の織物でしか目にすることができない。

 

◁ タイ族 ▷

ベトナムの人口の大多数を占めるベト族に次ぐ第2の民族で、国内に約170万人が暮らしている。そのほとんどが、カオバン省、ランソン省、バッカン省、タイグエン省、クアンニン省などベトナム北部に集中している。

タイ族の村は通常、山の麓にあり、村の名前は山や原野、川などにちなんで名付けられることが多い。それぞれの川の周辺には約15~20世帯が生活している。タイ族は肥沃な土地に住み、ほとんどの場合、米の栽培を中心に農業を営んでいる。

 

原文ページに写真あり



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最終更新:2015年04月24日

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