インドシナニュース

ベトナム:対米輸出好調で記録的シェア達成

米商務省繊維アパレル局(OTEXA)が先週公表した統計によると、昨年11月の米国の衣料品輸入で、最も急激な成長を遂げたのはベトナムだった。ベトナムは今年に入ってからも好調で、同輸入で最も大きなシェアを占めている。またシェアの大半を奪われた中国は過去5年間で初めて、36%までシェアを減少させた。

世界各国の衣料品輸入は今年に入り、まだそれほど成長を示していない。昨年1~11月期の総輸入額は、前年同期比でわずか2.5%増の約758億米ドルだった。一方で平方メートル換算(SME)の総単位体積は3.1%増だったが、SME当たりの平均価格は0.6%減だった。

脱中国の動きは、今年に入ってからも引き続き顕著である。中国での急激な賃金上昇によって、米アパレル・メーカーの多くはコストの安価な国を探し求めるようになった。これに伴いベトナムでは繊維・衣料品製造の生産能力を積極的に拡大し、米国やヨーロッパの企業を呼び込もうとしている。

昨年1~11月期のベトナムから米国への衣料品輸入は、前年同期比14.6%増の85億米ドルに達した。このうち11月単月の輸入額は、6億5800万米ドルだった。ベトナムは米国に対して以前より価格の高い製品を輸出するようになったため、SME当たりの価格は1.1%増となった。ベトナムの主力製品は、綿素材の女性用ニット・トップス、男性用・女性用ボトムス、化繊の女性用ニット・トップスやニット・ドレス、綿素材のインナーなどである。

中国は昨年以来、大幅なシェア低下に苦しんでおり、輸入額の国別シェアは37.4%から36.6%に落ち込んだ。また11月単月の輸入額は、4.5%減の21億米ドルだった。一方で単位体積(SME換算)はほとんど変わっていない。中国の主力製品は、綿素材の女性用ニット・トップス、男性用・女性用ボトムス、化繊の女性用ニット・トップスやニット・ドレス、化繊の靴下、化繊のブラジャーなどである。

米国にとって第3の輸入相手国は、金額、単位体積ともに、インドネシアと、その後に続くバングラデシュである。だが両国は今年に入り、ともにシェア減少に転じている。

一方でインドのシェアは今年になって、わずかだが増加している。昨年1~11月期のシェアは、米国の衣料品輸入全体の4.2%だった。インドの主力製品は、男性用と女性用の綿素材および化繊のニットとニット・トップスである。

かつて衣料品で米国の最大の輸入相手国だったメキシコは今回、総輸入額で4.5%減となった。またメキシコは10年前まで中国に次ぐ第2の輸出国で、当時、約9%の市場シェアを有していた。

 



無料レポート提供中!
~~ ミラン・コンサルタント ~~
ベトナムでのアパレル生産は
中国での生産とどこが違うのか?



ベトナム ジャンル:
最終更新:2015年01月21日

このページのトップへ戻る