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ベトナム:ウール人気高まる

ベトナムでは、ウールマーク製品で使用されるオーストラリア産メリノウールに関心が高まっており、特に消費者を対象としたアパレル市場で注目を集めている。

ベトナム衣料品製造小売りのCanifa社は先頃、ウールマーク認定商品としてさまざまな製品を発表した。これはザ・ウールマーク・カンパニーによる「アウト・オブ・ベトナム」プロジェクトの一環によるもので、クリスマスなど年末商戦を目がけて行われたものである。同プロジェクトは2012年に始動した。

Canifa社は昨冬、ウールマーク・ブレンドのニットウェアを製造・販売し、みごと完売した。同社はその後、ウールマーク認定を受けたウールマーク・ブレンド製品や、メリノウール100%の製品を製造し、紳士服や婦人服、子供服など53アイテムにわたるコレクションをプロデュースした。

Canifa社は、ベトナム初のウールマーク認定企業であると同時に、国内でメリノウール100%の製品を製造・販売した初のメーカーでもある。同社のコレクションは、先月20日ハノイで開催されたファッション・ショーで紹介された。

ザ・ウールマーク・カンパニーで最高戦略責任者(CSO)兼最高マーケティング責任者(CMO)を務めるRob Langtry氏は、Canifa社のウールマーク認定商品が今後、「アウト・オブ・ベトナム」プロジェクトの発展に大きく貢献すると期待を寄せている。

Langtry氏によると、同プロジェクトは当初、ベトナムで持続可能なサプライ・チェーンを構築し、ザ・ウールマーク・カンパニーの製造部門を強化する目的で始動したものだったが、Canifa社の製造小売事業が成功したことから、結果的に販売部門にまでビジネスを拡大することになったという。同氏は「消費者市場への第一歩を踏み出したところです。オーストラリア産メリノウールを市場に投入し、ウールがいかに優れた繊維であるかを消費者に伝えます」と話した。

同コレクションでは、19.5マイクロンのファイン・メリノウールを使用し、「プロジェクト・ランウェイ・ベトナム(ファッション・デザイナーによる勝ち抜き戦のリアリティ番組)」でファイナリストに選ばれた2人のデザイナー、Hoang Minh Ha氏とLy Giam Tien氏がデザインを手がけた。

Canifa社の最高責任者Doan Bich Ngoc氏は、同社のメリノウール・コレクションについて、シンプルかつエレガントなデザインで、通勤服から上品な普段着まで幅広く取り揃えられていると説明した。そして「弊社の企業方針は『あなたのためのファッション』。あらゆるシーンにおける、あらゆる年代の人たちの要望に応えます」と話した。

同氏はまた「ザ・ウールマーク・カンパニーが、ベトナムでのウール普及に尽力してくれたお陰で、国内のアパレル市場にもいくらか変化が感じられるようになりました。製品が優れたものであれば消費者にとってもメリットがありますし、国際的なトレンドにも追い付くことができます」と述べ、「弊社は、ウールマークとウールマーク・ブレンドのロゴ使用を認可された、ベトナム初のファッション・ブランドになれたことを光栄に思います。ファッション・ショーでは今後も、オーストラリア産メリノウールを使用したコレクションを発表するでしょう。今回のショーでは、最初の1歩として成功を収めることができました。と言うのも、ザ・ウールマーク・カンパニーの協力によって、弊社だけでなくベトナム繊維産業も新たな機会を見出すことができたからです」と続けた。

 

 



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最終更新:2015年01月15日

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