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カンボジア:GTI社、ストライキの影響で収益悪化

Grand Twins International(GTI)社はこのほど第3四半期(7~9月)の決算を発表した。今期の収益の減少は、昨年12月から今年1月にかけて発生した縫製労働者によるデモ活動に起因するものだと伝えた。同社は、カンボジア証券取引所(CSX)に上場した企業2社のうちの1社。

同社は21日、7~9月期の3カ月間の収益が40%減の1090万ドルだったことを公表した。

同時に、第3四半期の損失が影響したことで、1~9月期の収益も8%の減少となった。

GTI社広報担当のStanely Shen氏は24日、「昨年起きた大規模なストライキが原因で、顧客は生産の一部を別の場所に移転し、安定供給の確保に努めていました」と述べた。「当社は、特にストライキの影響を受けることもなく日常業務を続けていましたが、顧客に関しては、供給不足を恐れて発注先を変更するなど、必要な対策を取っていました。今回、当社の収益が急激に落ち込んだのは、顧客による発注先の変更が原因です」と続けた。

カンボジアの衣料産業では、第3四半期の輸出量が産業全体で減少した。1月に発生した、縫製労働者らによる全国規模のストライキが影響し、メーカーらが1~6月の発注量を減らしたためだ。

カンボジア商務省のデータによれば、第3四半期における衣料品の輸出総額は、前年同期の16億8000万米ドルを4%下回る16億1000万米ドルだった。

だが監査前の財務諸表によると、第3四半期においてGTI社の収益は悪化したが、利益に関しては42%増の約240万米ドルだったと伝えられている。その一方で、1~9月の間に同社が納めた税金はわずか70万米ドルだったとされており、前年同期の140万米ドルと比較すると50%も少なくなっている。

Shen氏の話では、昨年と今年の税額の差異は、同社が1年間の税金を四半期平均にする方法(加重平均法)を採用しているためであり、会社全体の利益に対して20%の税金をかける国の課税方式に従えば、より正確な税額を算出できるという。

同時に「利益が増加した主な理由には、税額が大幅に下がったことが挙げられます」と説明し、「当社は昨年、四半期報告書を公表しませんでした。そのため税額の算出には加重平均法を用いましたが、この方法では、実際の税額を日付ごとに正確に反映させることはできません。第3四半期の収益と利益の矛盾は、こうした理由によるものです」と述べた。

GTI社の上場申請を認可した、CSX市場操作部のSoleil Lamun副部長は、同財務諸表について「正確で信頼性も高いが、税額の差異については詳細な記載がない」としている。また「投資家にとって問題となっているのは、こうした差異がなぜ生じたのか説明がないことでしょう」と述べた。

GTI社は6月16日、1株あたり2.41米ドルでIPOを実施したが、今月24日の終値は1.90米ドルだった。

 

 



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最終更新:2014年11月29日

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