インドシナニュース

ラオス:アパレル産業の輸出額増

ラオス国営「Vientiane Times」紙の5日の報道によれば、同国のアパレル産業では今年上半期(1~6月)、生産能力の拡大が追い風となって輸出額が5%増加した。

ラオス縫製業協会会長Onesy Boutsivongsakd氏の話では、今年上半期の同国アパレル産業の輸出額は、前年同期比5%増の9500万米ドルに達したという。

輸出額の増加について公表されたのは、首都ビエンチャンで開催された、企業調査の結果発表を行うあるメディア・イベント。調査の示すところによれば、国内のビジネス環境は、過去数年間にわたって徐々に改善されてきているという。

ラオス縫製業協会では、同国のアパレル製品の輸出額は、今年1年を通じて2億2600万米ドルに達するものと見ている。こうした予測の信頼性は、アパレル企業の増加や、アパレル製品に対する海外需要の拡大によって裏付けられている。

ラオスのアパレル産業はこれまで、最新技術の導入や製造業者の新規参入によって強化されてきた。Onesy氏によれば、ラオスが引き続き注目されているのは、政局が安定しており、労働力も安価なためだという。また同国が投資先として魅力的な理由は、「近隣諸国と異なり、労使問題やデモ活動がないから」としている。

だが明るい見通しを示す反面、同国のアパレル産業は、労働力不足の問題に悩まされている。と言うのも、ラオスでは、労働者が高賃金を求めてタイへ流出してしまうからだ。現在、同産業の労働人口は約3万人。Onesy氏は「少なくとも6万人の労働者が必要」と言う。

ラオスの最低賃金は月額62万キップ(約77.07米ドル)だが、タイの最低賃金は月額9000バーツ(約279.72米ドル)で、ラオスの労働者にとっては魅力的な額と言えるだろう。

Onesy氏によれば、世界経済が回復するにつれて、ラオス製衣料の海外需要も高まってきたという。特に欧州連合(EU)による需要はとどまるところを知らず、対応に追われるほどだ。さらに「アパレル製品への需要は高まるばかりだが、労働力を確保できない以上、今後、供給を保証できるかどうかは定かではない」と続けた。

 



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最終更新:2014年08月12日

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