インドシナニュース

ベトナム:流通業者とのグローバルな結びつきを展開

ベトナム商工省は国外の大手流通業者と引き続き提携を結び、ベトナム製品の輸出を促進していく予定である。

同省の欧州市場部は、諸外国の消費者にベトナム企業の商品をダイレクトに届ける新しい輸出チャンネルの開発を行うべく、「ベトナム企業の外国流通システムへの直接参加を2020年までに展開」するプログラムの導入に関する会合を5月26日に開催した。

Dang Hoang Hai部長によると、同省はCasino(フランス)、Metro Cash & Carry(ドイツ)、Makro(チェコ)、Coopイタリア、Conad(イタリア)と協調し、質の高いベトナム製品を欧州のスーパーマーケットに売り込み、ベトナム企業と流通チェーンを結びつける「ベトナム製品ウィーク」を開催したと言う。

2011年以降、およそ10の「ベトナム製品ウィーク」イベントがヨーロッパやアジアで開催され、ベトナム企業の外国流通チェーンを通じた輸出をサポートし、仲介料をカットし、高い価値をもたらしていると同氏は述べた。

セントラルグループ・ベトナムのTran Thanh Hai副社長によると、スーパーマーケットチェーンのBig Cは近年、数千万米ドル(数十億円)に及ぶベトナム製品をヨーロッパ市場向に積極的に採用したと言う。

セントラルグループがBig Cを買収した後、セントラルグループ・ベトナムとBig Cは、ベトナム製品を国外市場に販促し、採用される様、様々なプログラムを実施した。

両社は省庁と協力し、手工芸品や繊維・縫製品、さらにはライチ、ドラゴンフルーツ、スウィートポテトなどの農産物と言った、より多くのベトナム製品がタイヤその他ASEANに諸国輸出される様、7月末にはタイにて第二回ベトナム製品ウィークを開催した。

イオンベトナムの西峠泰男社長は、ベトナムのサプライヤーは常に商品の品質を改善しており、同社には1675品目が納品されていると言う。

イオンは、日本を含めた1万4000店舗で積極的にベトナム製品を輸出している。

最も人気があるのはチャー(魚)、繊維・縫製製品、履物製品である。

昨年イオンはベトナムから2億米ドル規模の商品を輸出しており、そのうちチャーが占める割合は9000万ドルであった。

しかしながら、近代的流通チャンネルでの販売には安定した品質を確保する必要があるため、ベトナム企業が外国の流通システムにアクセスするにはまだ困難が続くとセミナーの代表者は述べた。

Auchanのベトナム店舗の食料品市場マネージャーであるAlbin Bertand氏によると、消費者は商品価格と品質を優先すると言う。

ベトナムの生産者は品質保証へのフォーカスに加え、潜在市場のトレンドを調査し、各市場にあった戦略を練る必要があると同氏は述べた。

ベトナム製品品質事業組合のVu Kim Hanh会長によると、ベトナム製品が近代的流通チャンネルに入り込むのに重要な点は、品質と原産地証明であると言う。

ベトナム政府は2015年、ベトナム企業の外国流通ネットワークへの直接参加を補助する計画を承認した。

この計画では、ベトナムと自由貿易協定を締結しているヨーロッパ、北米、東南アジア、北東アジアなどの国々の主要流通システムにおける、ベトナム製品の直接販売の保証を目的としている。

 

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最終更新:2017年05月30日11:55

カンボジア:経済地位格上げや競争が繊維産業のリスクに

5月25日の企業代表者による説明によると、「低所得国」から「低中所得国」への格上げや、EU・ベトナム自由貿易協定に伴い迫り来る競争が、カンボジアの繊維・履物輸出産業に大きなリスクをもたらしているという。

現在、カンボジアは後発開発途上国という立場から、EU市場に関税ゼロで参入することができ、武器以外の全品目を輸入課税や輸入割当なしでEUに輸出可能であると織物貿易見本市を主催するフランスのMesse Frankfurt社のMichael Scherpe社長は述べた。

「カンボジアはGDPの増加により、世界銀行が行なっている所得別国別分類の2016年版で、後発開発途上国の位置付けから脱却しています。」カンボジアの「低所得国」から「低中所得国」への格上げは、国連でもすぐに採用され公開される見込みであるとScherpe氏は述べた。

今年末に発効予定のベトナム・EU間の新しい自由貿易協定に伴い、ベトナムの12%の輸入税が排除され、ベトナムの競争力はさらに弱まる見込みであるという。

カンボジア企業がヨーロッパの繊維・衣料市場における可能性を探ることを目的として5月25日に開催された、カンボジア縫製業協会(GMAC)との了解覚書調印セレモニーにてScherpe氏は語った。

2年間プログラムでは、最大45万米ドルの助成金がドイツ政府とMesse Frankfurt France社からそれぞれ半分ずつ支給され、カンボジア企業のヨーロッパの生産開発水準への準拠を補助する。

カンボジアの経済地位格上げを国連が近々批准することはなく、今後カンボジアは、ベトナムと同様の相互貿易協定の交渉をEUとできるはずだとGMACのVan Sou Ieng会長は述べた。

「ヨーロッパ製品を買う余裕が出る8年から10年間後くらいまでは、我々の製品を無関税でヨーロッパに送るという交渉をヨーロッパと行えるはずです。」

カンボジア繊維産業の喫緊の課題としては、高い生産コストや労働者の賃金、原材料の輸入依存(高い電気料金により現在長の国内生産が実現不可能であるため)をより懸念しているとSou Ieng氏は言う。

「生地生産のための原材料製造にはたくさんの電気を使用します。現在、繊維工場は生産コストの1〜2%をほどを電気代に当てていますが、原材料生産のために機械を使えば約30%コストが上昇することになります。」と同氏は述べた。

Emerging Market Consulting社のシニア・コンサルタントであるChou Ngeth氏によると、カンボジアの経済状況は依然として比較的不安定であるため、国連がカンボジアの経済地位の格上げにゴーサインを出す可能性は低いと言う。

「成長の原動力である農業の経済問題には依然として懸念があり、(生産量は)低いままで、主に繊維輸出に依存している我々の経済は安定していません。」と同氏は述べた。

Economist Intelligence Unitの地域主席アナリストであるMiguel Chanco氏もまた、カンボジアの経済地位格上げが近い段階で影響することはないと言う見解に同意している。同氏はEU・ベトナム貿易協定をより懸念しているが、カンボジアに対する影響力が実感できるまでには数年間かかるだろうと述べた。

「政府にとって重要なのは、国の生産分野の多様化に焦点を当てることです。こうした分野に投資を呼び込むイニシアチブをより多く取ることが、カンボジアの長期的な経済的安定にとっては必要不可欠なのです。」

 

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最終更新:2017年05月29日07:57

ベトナム:国内ブランドが手ごろな価格で高級子供服を提供

ホーチミン市にあるベトナムのブランドと衣料品店はこの夏、子供向けにスタイルにこだわった新しいコレクションを提供している。

デザイナーのPhúc Trần氏が所有するブランドDesigners for Kimは3区にある店舗で販売されているが、シンプルで実用性を兼ね備えたものとなっている。

そこでは10歳~14歳の子供向けに、綿、リネン、デニム素材を使用したパステル、ネオン、モノトーン調のMy Summerという新しいコレクションを提供している。

今シーズン40以上のデザインをリリースし、20万ベトナム・ドン(9米ドル)~50万ベトナム・ドン(22米ドル)の価格帯で販売を開始した。

また女性デザイナーのBùi Minh Trang氏が所有するKelly Bùi Kidsでは、12歳未満の子供向け商品を提供している。

商品はハノイとホーチミン市にある店舗で販売され、ハリウッドのアニメ映画キャラクターのテイストが加えられている。

レース、シルク、タフタといった質の高い素材を使い、忍者タートルズがプリントされている商品が人気だ。

こういったデザインは、ベルト、サングラス、グローブ、フィッシュネットソックスなどのアクセサリーにも展開されている。

「Kelly Bùiが提供する衣服は高級で、1アイテムあたり100万ベトナム・ドン(45米ドル)からと高価ですが、金銭的に余裕のある顧客らに好評です。」とこの店の常連で、1人の息子と2人の娘の母親であるTrần Ánh Tuyếtさんは言った。

「私はKelly BùiやPhúc Trầnといったベトナム人のファッションデザイナーが提供する衣服が好きです。子供たちの年齢に応じた流行のファッションを提案してくれるからです。」と彼女は続けた。

その他のアパレルショップでも子供向け商品を厚くしている。 Phương Nguyen SilkとRabityでも、子供向けに既製服のコレクションを提供している。

Phuong Nguyen Silkの人気商品は20万ベトナム・ドン(9米ドル)から購入可能であるが、Rabityの顧客は1アイテムにつき30万~120万ベトナム・ドン(13~53米ドル)も支払う必要がある。

Summer GardenというコレクションにおいてRabityは、シルクとサテンを使い、白色とクリーム色の配色で美しく見える子供の無邪気さを強調するのに成功している。

Phuong Nguyen Silkはコットンとカーキにパールブルーやレモングリーンなどの暖かい色の刺繍を施し、シンプルで高級なスタイルのラインを立ち上げた。

また地元の職人によって制作されたハンドバッグ、スカーフ、水着、ジュエリーなど、幅広いアクセサリーも用意している。

Kelly Bùiの代表者によると、夏場の市場ニーズを満たすために、国内ブランド各社では子供とその両親の関心を引こうと多額の費用を投じているという。

彼らはまた、自社のサービスとプロモーションを顧客にとってベストなものにしようと努力している。

「我々は近日中にオンラインサービスを開始する予定です。」と彼女は明らかにした。

ベトナムの第2回Vietnam Junior Fashion Week 2017 (VJFW)の組織委員会メンバーであるXuân Lan氏は次のように述べた。「ベトナムのファッションハウス、企業、デザイナーらは、近年子供服ビジネスを積極展開してきました。」

「3月にホーチミン市で2日間の日程で開催されたVJFW 2017では、外資、国内ブランドから提供された100以上のデザインを身に付けた4歳から13歳までの90人のアマチュア・ファッションモデルが登場しました。」

数千人の両親と子供たちが、イベントのウェブサイトやオンラインフォーラムでそのコメントを共有した。

「我々は毎年VJFWを開催するために、数多くの国内外ファッション企業と協力しています。」とLan氏は言った。

Lan氏はモデル・演技指導を行うCA3のオーナーで、そこではファッションモデルや、キャットウォーク、写真撮影のためのトレーニングコースを提供している。

「我々はVJFWを通じてモデルの新しい才能を発掘し、彼らが将来プロとして仕事をしていくことを支援します。」と彼女は述べた。

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最終更新:2017年05月27日05:50

ベトナム:繊維・アパレル企業は第4次産業革命の施行に対し消極的

繊維・アパレル産業は、第4次産業革命がもたらす技術から大きな恩恵を受けることを見込んでいるが、時勢の変化に関しては無関心なままである。

ベトナム繊維協会(VITAS)のVu Duc Giang会長によると、紡錘数3万の工場で紡績糸を製造する場合はかつて、最大450人の労働力を必要としたという。

第4次産業革命の結果、同規模の工場で必要とする労働者数は最大でも30人となる。

以前は一人当たりが同時操作できるのは2機が限度であったが、今では8−9機、時には最大12機を同時に操作する事が可能である。このように、第4次産業革命の波が押し寄せれば、大量の労働者達が余剰となる。

専門家や業界観測筋では、第4次産業革命が影響するのはバリューシステムの一部のみであり、設計フェーズなどのバリューチェーンの川上段階に対する影響はほとんどないと見込んでいる。

ホーチミン市縫製・繊維・刺繍・編物協会(AGTEK)のPham Xuan Hong会長は、協会の会員企業の一部が最新設備に投資はしたものの、投資量は低いままにとどまっていると「投資」誌に対し明かした。

例えば、Viet Tien縫製株式会社はシャツ生産過程の一部の過程に自動装置を導入し、Hoa Tho繊維株式会社はスーツ生産設備の現代化に多額の投資を行った。

繊維製品の生産には50−100段階の工程があり、そのため企業は徐々に個々の生産過程を自動化していく見込みだとHong氏は説明した。

「繊維・アパレル企業の現時点の一番の懸念事項は、安定した生産や労働者の収入を保証することです。」

フランスの下着メーカーScaviは同氏の意見に共鳴し、ファッションの変わり続けるトレンドや顧客の好みを満たすデザイン過程を自動化することはほぼ不可能だと語った。

同社は過去に新設備や技術に多額の投資を行なっているが、対象となったのは主に一部の過程のみだ。

国際労働機関が最近発表した報告書によると、繊維・アパレル、履物産業に従事する労働者は、インドネシアでは65%、ベトナムでは86%、カンボジアでは88%、第4次産業革命により余剰になるという。

VITASのTruong Van Cam副会長は、実際はこれほど深刻にはならず、また自動化率に関しても生産過程によって異なるだろうと述べた。

しかしながら専門家は、繊維・アパレル企業は自身に見合った成長路線を見つけなければならないと勧告した。

AGTEKのHong氏は現在の生産能力を最大限に活用し、積み立てを増加させることで技術革新の財源として備蓄することを勧めている。

「ビジネスで最も大切なのは投資資金と労働者の技術です。」とHong氏は述べ、多くの繊維・アパレル企業が経営方法を変革することに焦点を置いていると加えた。また同時に、こうした企業は国内市場の販売高増加により一層の注意を払っているともいう。

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最終更新:2017年05月26日06:01

ベトナム:才能豊かなデザイナーがシンプルで実用的なデザインを発表

ファッションデザイナーのĐỗ Mạnh Cường氏は、5月27日にフーコック島で「Life in Color」と銘打ったショーを開催し、自身の10年間に及ぶキャリアを祝う。

このショーでは、彼の最新デザインのコレクションを100点以上、音や光で演出したステージ上で発表する。

彼の制作する服は、サテン、シルク、ベルベットのような高品質の素材を使った既製服で、自然な色合いでシンプルさと実用性を兼ね備えたものである。

Cường氏は自身が好む白と黒だけでなく、山吹色、レモングリーン、緋色、ロータスピンクなど鮮やかな色彩も利用する。

Cường氏は、今回のコレクションとショーに利用するキャットウォークを準備するのに、約50億ベトナム・ドン(23万米ドル)を費やした。

「私はフランスで勉強し、働いていましたが、故郷で自分のキャリアを築きたいと思い、ベトナムに帰国することを決めました。」とEcole Chambre Syndicale de la Couture Parisienmeの卒業生で、36歳となるCườngは言った。

「私はゴージャスさとシンプルでリアルな生活をミックスさせることが好きです。都会の女性には毎シーズン、私の服を取り入れてほしいと思っています。」と彼は続けた。

Cường氏はゴージャスなデザインに取り組んでいるものの、デザイナーが日常に着用できないようなファッションを制作するのでは、この業界はアマチュア止まりになると確信している。

Cường氏は2003年ハノイ工業美術大学を卒業後、パリに移り住み、7年間ファッションデザインのアイデアを温めていった。

2007年に彼はChristian Diorの研修生として働き、デザインスキルとキャットウォークに対する情熱の両方を培った。

それから1年後に彼は帰国してホーチミン市でデビューし、以降彼のエレガントで目を引くデザインのコレクションは観客を魅了した。

2009年に彼は第1区で1号店をオープンさせ、その後ファッションショーを企画し、Đẹp(Beauty)Fashion ShowやViệtNam Fashion Weekに参加するなどした。

また彼は、ファッションやセレブを扱う国内有数の雑誌の1つである「芸術家の世界(Thế Giới Nghệ Sĩ)」誌において、Man of the Yearに選出された。

彼はProject Runway Việt NamやVietnam’s Next Top Modelなどのテレビ番組に出演したり、ポップスターのThanh LamやバレエダンサーLinh Ngaなどのトップアーティストやファッション・アイコンと共に働いたりもしている。

彼は現在ハノイ市内に3店舗を経営しており、毎シーズンに200万ベトナム・ドン(90米ドル)~2200万ベトナム・ドン(2000米ドル)の価格帯の2つのコレクションを提供している。それらは通常、リリース後数日以内に売り切れるという。

彼のデザインではレースや金属を使用しているが、その形状は疑いようもなくベトナムのものである。

「グローバルなスタイルをそれぞれ単独で採用していくのが私のやり方です。」とCường氏は言った。

Life in Colorのショーでは、Lê Thúy、Minh Triệu、Mâu Thủyなどのトップクラスを含む60人のファッションモデルを招いている。

このショーは5月27日午後3時にアントイタウンにあるJW Marriott Phú Quốc Emerald Bayホテルで開催される。

 

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最終更新:2017年05月25日11:48

ベトナム:縫製輸出は堅調に増加

2017年第1四半期のベトナムの繊維・アパレル製品輸出は前年同期比12.4%増の67億5000万米ドルであったとベトナム繊維協会(VITAS)は発表した。

新興市場への輸出が堅調に伸びており、ロシア115%増、シンガポール38%増、カンボジア36%増、ブラジル、インドが34%の増加であった。

米国、EU等従来からの市場への輸出増加率は6.3-6.4%であった。

繊維協会は、従来からの製品が13-17%の増加であるのに対し、水着、レインコートやスカーフといった比較的新しい製品が18-41%の成長を見せていると指摘した。

新たな製品と市場への異なるアプローチが高く安定した成長の背景にあり、繊維産業の従来の輸出相手国への依存度を下げていると繊維協会は分析している。

米国、EUや日本といった主要市場の景気回復と、世界的な政治経済状況の安定を受け、第2四半期もベトナムの繊維・アパレル輸出額は10%以上の増加となると繊維協会は予測している。

ベトナム縫製産業は2017年の輸出目標額を前年比10%増の310-320億米ドルとしている。

この目標の達成のために、縫製企業は新機材への投資を進め、新技術により競争力を強化するよう求められている。

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最終更新:2017年05月25日05:58

カンボジア:未払い賃金の支払いを求める縫製労働者が道路を封鎖

カンダル州Takhmao市で5月17日、縫製労働者1000人以上が未払い賃金の支払いを求めて道路を封鎖した。労働組合によると従業員らは食費や家賃も払えないと窮状を訴えている。

カンボジアアパレル労働者民主組合のRan Bora代表は、Gawon Apparel Factoryの従業員らは通常の給与支給日である5月10日に給与を受け取ることができなかったため、Takhmao地区の21号線に集まったと説明している。

小規模金融機関からのローンの返済ができないと訴える従業員もいる。こうしたローンは高金利と遅延損害金の高さで知られている。日用品が買えない、家賃が払えないといった問題を抱える人もいるとBoraは話す。

「家賃を払い、食料品を買う金が必要だ。工場経営者に支払いを求めるために道路を閉鎖している」

Boraによると、従業員らは午前7時30分頃から道路を封鎖した。行政が彼らの訴えを知れば、賃金を支払うよう工場経営者に圧力をかけることができると期待したという。工場経営者は韓国人のCha Kyeong-Hee氏である。

抗議活動は午後2時30分頃に終わった。経営者が出てきて労働者側との交渉に応じ、まず全員に50ドル払い、残る賃金は20日の晩までに払うと約束し、労働者らはそれを受け入れた。

Kris Chan Tha工場長は、Kyeong-heeは12日にすでに全員に20ドルの支払いを申し出ていたが従業員は拒否し、その夜に小規模な抗議活動が起こっていたと説明する。この抗議活動は夜には解散した。

「会社は4月の給与を払えなかったため、12日にも道路を短時間封鎖した」と彼は話す。

工場の事務長May Nimith氏は17日、支払いが遅れているのは資金難と受注減のためだと話した。

「最近受注した新たなバイヤーに対してまだ商品を発送していない。だから支払いを受けることができていない」とMinith氏は説明する。

カンボジア縫製業協会によると、Gawonは2005年に事業登録をしており、Takhmaoに1400人の従業員を擁する。

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最終更新:2017年05月24日12:13

ベトナム:EUとの自由貿易協定でヨーロッパ市場への参入拡大

ベトナム・EU自由貿易協定(EVFTA)が2018年はじめに発効すれば、ベトナムの繊維・アパレル製品は今後7年間にわたって無関税となるため、ベトナムからEUへの繊維・アパレル製品の輸出は拡大すると予測される。

この機会を最大限に活用するため、ベトナム企業は協定が求めるルール、特に原産地についてのルールを遵守すべく準備を進めるべきだと業界専門家は話す。

ベトナムの繊維産業にとってヨーロッパは魅力的な市場である。2016年の輸出実績は350億ドルに上り、米国に次ぐ規模である。

ベトナム繊維協会(VITAS)のTruong Van Cam副会長は、原産地ルールがこの協定の最も重要な点だと述べる。

ベトナムの繊維・アパレル企業は、原材料をベトナム産、あるいはEUのパートナー国から輸入されたものとしなければならない。

国内の繊維・アパレル産業は未だ輸入原材料に大きく依存しており、その多くが中国、韓国、台湾から輸入されている。生地を例に挙げれば、86%もの原材料を輸入している。

繊維協会のVu Thi Phuong副会長は、国内企業は投資計画と事業戦略を見直し、加工賃方式(CMT)の委託請負生産モデルから受注生産販売(FOB)、オリジナルデザイン製造(ODM)へと転換するべきであると述べた。

厳密なルールを別とすれば、この自由貿易協定はベトナム側にとっては市場参入へのチャンスであり、EUのパートナー国の原材料を使った製品は関税面で優遇されるとPhuong副会長は話す。

ベトナム・EU自由貿易協定においては、EUと自由貿易協定を締結している韓国の生地は原産地ルールで認められており、優遇関税の対象となる。

繊維協会の統計によると、繊維・アパレル産業は毎年100億米ドル以上の原材料を輸入しており、中国がその50%以上、韓国が18%、台湾が15%を占める。

ベトナム企業が中国からの原材料調達を続ければ、EUとの自由貿易協定による恩恵を得ることは難しくなると繊維協会は説明する。

ヨーロッパ側の業界専門家は、ヨーロッパ市場への参入拡大のためにはベトナム企業はルールを研究し、関税優遇策のロードマップへの理解を深める必要があると話す。

 

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最終更新:2017年05月24日06:10

ベトナム:ソクチャン省でNha Be社の縫製工場建設開始

メコン川デルタにあるソクチャン省で5月19日、Nha Be縫製株式総会社(NBA)が新たな縫製工場の建設を開始した。

3000億ベトナム・ドン(1320万米ドル)以上を投資し建設される同工場は4000人を雇用する予定であるとNHA BE社のPham Phu Cuong取締役会長は述べた。

工場の第1期建設分は2018年2月に操業開始、2000人を雇用する予定である。第2期分は2019年に着工予定。

同工場は年間2500-3000万着の生産能力があり、操業開始後数年で年間輸出額9000万-1億ドルに達する見込みである。

省人民委員会のTran Van Chuyen委員長は、新工場は地元住民に雇用を提供し、社会経済発展に貢献するだろうと述べた。

NHA BE社はベトナムの縫製・繊維業界を代表する企業のひとつで、37のグループ企業とおよそ3万人の従業員を擁する。

2016年のNHA BE社の輸出額は7億2900万米ドル、今年の輸出額は8億2000万米ドルに達すると予測されている。

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最終更新:2017年05月23日12:00

ベトナム:繊維企業がインドからの原材料調達を検討

ベトナム繊維協会のNguyen Thi Tuyet Mai部長は先日、繊維部門は中国からの原材料輸入に過度に依存していると語った。

ハノイで開催されたセミナーにおいて同氏が語ったところによると、繊維・アパレル企業は年間60億メートルの生地を輸入していると見られており、商品需要のおよそ3分の2を占めているという。

国内のサプライチェーンの供給量は、必要とされる90億メートルの生地や紡績糸のうち30億メートルを供給するにとどまっており、同産業に関わる企業は中間生成物のソースを多様化させなければならないとMai氏は述べた。

同産業は、三大供給元である中国、韓国、台湾への依存を軽減し、実現可能な代替案を見つけなければならない。

3つのソースのみに頼りきってしまうということは、ベトナムへの原材料流入が止まるという不測の事態がどれか一つでも起こった時に、生産過程を危険にさらすことになりかねないという。

ベトナム繊維協会はこのジレンマに関してホーチミン市縫製・繊維・刺繍・編物協会と大体的に話し合っており、インドで代わりの供給元を探すのが得策であるというのが同産業の一致した意見であるとMai氏は説明した。

多くの繊維・アパレル企業がすでにインドにおける企業調査を行なっており、質の高い製品へのニーズを恒常的かつ必要時にまかなう事ができると判断している。

縫製・繊維・刺繍・編物協会のNguyen Xuan Hong会長はそれに対し、ベトナムの産業にとって関税率の引き下げや交易救済となるような貿易協定をインドがアセアンと結んでいることに言及した。

しかしながらHong氏によると、過去に何度かインド企業とのサプライチェーンのリンクを拡大する試みを行ったものの、進展は少なく、結果としては期待を大きく下回るものであったという。

Thanh Cong繊維会社の代表者は、発注に対するインドの納期が60-90日であったのに対し、中国の納期は45-60日と格段に短かったことを指摘した。Cong氏によると、この時間の要因が中国のサプライヤーにとどまっている主な理由であるという。

ベトナム・インド両政府は、今後の開発の優先順位として衣料・繊維の再編をトップにおいているとCong氏は述べ、Textile India 2017のサイドラインで主要な話し合いを設定した。

グジャラート州で6月20日から7月2日内の3日間にかけて開催される同イベントは、インドにおける繊維業の大きな年次イベントで、今年はShri Narendra Modiインド首相がキーノートを務める予定である。

同イベントにはおよそ1000の国内外出展者と2500のバイヤーが世界中から参加すると見込まれており、企業間取引の優れたプラットフォームとなる事が期待されている。

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最終更新:2017年05月23日11:13

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