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マレーシア:米国への繊維製品輸出の可能性を伸ばす

マレーシアは、米国と中国の貿易戦争の観点より、米国への繊維製品の輸出を増加させる可能性がある。

一部の専門家によってよく「斜陽産業」と呼ばれる繊維産業は、コスト上昇および中国、バングラデシュ、ベトナムからの激しい競争の後、その輝きを失い始めた。

しかし、現在進行中の米中貿易戦争は、一部の西側諸国の買い手に(中国の)代替供給源を探すように促しており、マレーシアはこの状況を享受出来るところである。

フランクフルトで4日間に亘り行われた世界最大の家庭用繊維製品・アクセサリーイベント”Heimtextil Trade Fair”でマレーシアおよびその他の東南アジア諸国の家庭用繊維製品およびその他繊維製品サプライヤーによる産業復活の期待が垣間見えた。

米国をはじめとするその他の西側諸国の輸入企業からの買い手による他の供給国への突然の転換は予想されていないが、2つの経済大国間の継続的な摩擦によりフランクフルトショーのトレーダーらが「穏やかなパニック」と呼んでいる状態を引き起こしている。

「外国の輸入業者がその国で直面する多くの問題と相まって、アメリカや他の国のバイヤーが、とりわけ品質とアフターサービスに関して、繊維製品の供給源として中国への非対称的な依存の危険を認識していると確信しています。人件費と生産コストの高騰だけが理由では無く、中国製品の価格も上昇しました。そして事実、現在進行中の貿易戦争は破綻をもたらす可能性があります」と、HeimtextilショーでBernamaに匿名希望のアメリカ人バイヤーが述べた。

米国の企業が中国との取引解除を決定した場合、価格はわずかに高いものの、マレーシアの繊維製品の品質を加えることは確かに良いことであり、マレーシアは中国の後釜を埋めるために参入することができる、と同氏は述べた。

一方、マレーシアの出展者は、家庭用繊維製品取引における変化に関する証言を提供した。

Fernex Sdn Bhdのマーケティング部長Lee Kheang Lim氏は、米国を含む世界中の既存および新規のバイヤーから、有望な引き合いを数多く受けている、と語った。

Nature World Manufacturing Sdn Bhd部長のWendy Tan氏は、家庭用繊維製品製造企業もまた多数の引き合いを受けたと述べた。

「我々のバイヤーは私たちの生体活性エネルギーに基づく製品に強い関心を示しながらも代替供給源を確立しようとしているので、引き合い数の増加はおそらく進行中の貿易戦争によるかもしれません」と同氏は述べた。

Messe Frankfurtが主催する、17日から10日まで開催されたHeimtextilショーは65カ国から3025の出展者が集まった。

Messe Frankfurtの繊維および繊維技術担当副社長、Olaf Schmidt氏は、今回の展示会では米国のバイヤー数は増えており、米国が国際市場での機会を模索していることを示唆している、という。

「米国の大手店舗はすべてここにあります。進行中の問題の性格上、明らかに(中国から)他の国への移行があり、我々は今から約6ヶ月で何が起こるか知っているべきです」と同氏は付け加えた。

しかし彼は、他の供給業者が世界最大の織物供給業者である中国から、その巨大な織物製造インフラから迅速に切り替えられるかどうか確信が持てなかった。

Schmidt氏はアセアン地域の潜在力について楽観的であり、ベトナム、マレーシア、インドネシア、バングラデシュは世界の繊維供給チェーンにおける主要国になると予想していた。

「私はまた、激しい国際競争により、サプライヤーは自社の製造プロセスを向上させ、自動化を採用し、より早く便利な供給方法を考案することを強いられると確信しています。 技術革新は業界の今後の要点となります」と彼は述べた。

繊維展には、インドネシアから8社、マレーシアから3社、タイから3社、ベトナムから8社を含むアセアンの出展者が参加した。

中国とインドの2大繊維大国は、それぞれ559394の出展者がおり、開催国であるドイツの301を上回った。

フランクフルトのマレーシア貿易長官のBadrul Hisham Hilal氏によると、20181月から11月までの期間におけるマレーシアの繊維、衣料品、履物の総輸出額は136.99マレーシアリンギットであった。

米国はそのような製品の最大の市場であり、輸出総額の17.8億マレーシアリンギット(13%)を占めている。



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最終更新:2019年01月19日12:47

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