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2019年02月 のニュース一覧

ミャンマー:英国国際開発省(DFID)上層部、取り残されたアパレル労働者支援を強調

英国内閣大臣は、ミャンマーのアパレル産業が脆弱な立場におかれている女性たちの生計と安全をどのように支えているかを強調した。

英国の国際開発事務局長Penny Mordaunt氏は、ミャンマーへの訪問中、国際開発省(DFID)の優先事項として、ラカイン州北部に留まっているイスラム教徒コミュニティを保護し、彼らが「共存し平和に暮らす」ことを支援すると述べた。

アラカン・ロヒンギャ救世軍の攻撃による大規模な軍事弾圧の結果、20178月に推定73万人のイスラム教徒の難民がラカイン北部からバングラデシュに逃亡した。何万人もの人々が移動、医療や教育へのアクセスが制限されているラカイン州には、何千人もの人々が未だに残っている。先月、国連はラカイン州の国内避難民に移動の自由を与え、当局がこの地域への「迅速かつ妨げのない」人道的アクセスを許可すべきであると主張した。

Mordaunt氏はまた、DFIDの活動の中心は人権であると述べた。

「私は、ヤンゴンで英国の援助が犯罪組織へ立ち向かい、脆弱な立場の女児の人身売買からの保護、女性のための職業訓練、そして英国企業がサプライチェーンの基準を信頼出来るように援助が行われてきたのを見ていました」と同氏の訪問をまとめたプレスリリースにて述べた。

ヤンゴンでは、Mordaunt氏はDFIDが資金提供した2つのプロジェクト、Eden ProjectAung Myin Hmuによって現代の奴隷制度、人身売買、男女不平等および性・生殖に関する健康の悪化から保護された女性と出会った。Aung Myin Hmuプロジェクトの女性労働者は、工場で安全に衣服を作る方法を学んでおり、登録済の安全で公正な雇用主の元で働き、家族を支援できている。

「ビルマ(ミャンマー)のアパレル産業は今後510年間で40万から150万人の労働者数に成長すると予測されており、より良い仕事と改善された生活を通じてラカイン州とカチン州からの女性移住者を人身売買から保護することが出来るのです」とDFIDのプレスリリースで述べた。

Smart MyanmarJacob Clere氏は同産業の進捗状況に関して、農村労働者に収入源と機会を提供することに同意した。

「アパレル産業は、完全に未経験の労働者、つまりそのほとんどが貧困を理由に教育を修了できなかった農村部出身の若い女性を受け入れることができる非常に少数の産業の1つであり、彼女たちは家族の主要生計者になるのです」と同氏は述べた。

防災、労働法の順守、結社の自由の尊重などにおいて、アパレル産業は他の多くの製造業よりも優れた業績を上げている。

「私たちがアパレル産業で仕事を得る経験について移住女性にインタビューするとき、我々は同様の物語を何度も聞きます。彼らは多くの場合、常に家族の主な現金収入者なのです。

彼らは家族を支えるために給料の半分近くを家族に送金しており、主に家族の健康、教育、そして食料に使われると言います。この産業によって創出された雇用は、何千もの農村家庭を貧困から脱出させるのに役立つ強力な力の一つであることは明らかです」とClere氏は付け加えた。

しかし、ミャンマーの急成長しているアパレル製品輸出は、EU市場への特恵関税制度を失うことによって打撃を受ける可能性がある。ブリュッセルは現在、ラカイン州やその他の地域における人権侵害により、ミャンマーの「武器以外すべて(EBA)」制度の取り下げを検討している。取り下げの実行は業界に大きな打撃を与え、大規模なレイオフをもたらすであろう、とビジネスグループは警告した。人権ビジネス研究所(IHRB)によると、若い女性労働者は農村部の貧困地域で働くことを余儀なくされたり、タイなどに人身売買される危険性もある。

ブリュッセルが同制度の撤回を進めた場合、英国はEU離脱のためEUの決定に従うかどうかは不明である。イギリスは3月に正式にEUを離脱予定である。

昨年11月、EU代表団の広報担当者はMyanmar Times紙に、「現時点で、EU離脱がGSPと第三国との貿易関係にどのような影響を与えるかについて推測することはできません」とに語った。

DFIDはミャンマーに対し、2019年から20年までに総額8800万ポンド(11400万米ドル)の人道支援を提供し、地域社会が医療、教育、および生計の機会を享受できるよう支援する最大支援者の1つである。

昨年、DFIDはミャンマーでのプログラムを、「経済的社会的発展から永続的に取り残されている人々」を支援すること、そして「多様性の受け入れ、社会的一体性および公平性」をさらに重視することに集中するよう再編した。

 

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最終更新:2019年02月22日15:10

ミャンマー:シルク及びオーガニックコットン生産を支援する新規投資案件

Pure Sense Organics LtdPragma Ventures Myanmarと、英国国際開発省(DFID)が資金提供するプログラムであるDaNa Facilityは、今後2年間で約140万米ドルの共同投資を発表した。投資対象はミャンマーの絹と有機綿花の生産とそれによる織物である。

この投資を通じて、DaNa FacilityPragma Venturesと共同で、ヨーロッパ、北米、オーストラリアの家庭用家具およびインテリア市場へ高品質のブランドシルク製品を輸出する商業的に有望なシルクテキスタイル事業を創出する。このプロジェクトは、増え続けるチン州の農民と、チンとヤンゴンの織工らに持続可能な生活を提供するだろう。

このプロジェクトは、チン州の養蚕業を促進するための農場活動を通じて、そして海外でのミャンマーの絹製品のデザイン、ブランディング、販売を通じて、国内の絹産業の発展を助ける。これに伴い、地元の絹職人と織工の仕事を実演するためヤンゴンに新しい織り工房を立ち上げる。

オーガニックコットンの生産に取り組むDaNa Facilityは、ミャンマーにおける非遺伝子組み換えグローバルオーガニックテキスタイルスタンダード(GOTS)認証オーガニックコットンの供給を増やすことで、世界中の顧客の市場の需要に応えながら、農民と環境に良い影響を与える。

Pure Sense Organics Ltdは、オーガニックコットンは世界的な需要が高いにもかかわらず、世界中でオーガニック認定を受けているコットンは1%にも満たない一方、ミャンマーはオーガニックコットンの生産に適しているため、製造する機会があると確信している。

「私達はまた繊維産業に投資することを嬉しく思います。これは古い産業ですが、エキサイティングな新しい機会があります。ミャンマーは長い間、シャン州からチン州やナガ州までにわたって長い歴史の中で美しい高品質の織物と関わってきました」とDFIDGail Marzetti博士は述べた。

2020年末までに、Pure Sense Organicsは少なくとも500人の農家と契約して綿を栽培することを目指しているという。確実にこれらの目標が達成されれば、それはミャンマーの綿花セクターを変革するミャンマーの農民に後押しを提供するだろう。



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最終更新:2019年02月14日11:22

ミャンマー:500人以上の労働者がアパレル縫製工場で争議

30以上の工場の労働組合から500の労働者が7の組合員の再雇用を要求し、Hlaing Tharyar郡区Dishang Kenny縫製工場で130争議を行った

「会社が解雇した組合員をすぐに再雇用してほしい。私達の組合いかなる労働者と雇用者間の争議も仲裁する準備ができています。」と、ミャンマーの産業労働者連盟の議長であるDaw Khaing Zar Aung氏は抗議している。彼女はまた、争議を主導したミャンマー労働組合連盟の幹部でもあ

解雇された労働者と労働組合員は、工場労働者は過剰な時間外労働を強いられているが、それに見合う残業代貰っていない、と述べ。彼らは、土曜日午前1時まで、またそれ以外の日は午後10時まで働くよう会社側は労働者に指示したと会社を非難している

また彼らは、社会保障費賃金から差し引かれているにもかかわらず工場労働者は社会保障カードを受け取ていない、と訴えている更には、労働者は休暇取得時に「警告」に署名を強いられかつ工場側は労働法に従っ出産休暇を与えず妊娠中の労働者を解雇していたと主張する

「私たちなぜ解雇されたのかわかりません。と他の6人の労働者は、去年11月に工場の経営陣から理由なく解雇されました」と解雇された労働者の一人であるMa Ei Shwe Zin氏は述べる

労働者は労働省から手交されるForm 7所有していないための労働関係は労働者と工場間の争議は個人間の争議であると見解を示している。労働関係争議が未解決となっている場合労働者と雇用者間の民事裁判となる旨を述べている

「私たちは今後も再雇用を求めます。工場側からの補償を受け入れるつもりはありません。」と労働者のKo Aye Min Htet氏は言う。彼は、労働権侵害の訴えを受けたため工場側が労働者解雇した、続ける

工場長のU Myo Myint Thanは、その7名の労働者は製造ラインを中断また遅延させたことで労働契約条件に違反したため解雇に至った、と語っている。彼はまた、労働組合介入のため工場監督労働者をマネジメントできず、会社側は工場監督と労働者間の争議を解決するためにあまりにも多くの時間を費やすことを強いられた、と付け加えた

工場の役員らは、労働法に違反して労働者を酷使したという労働者労働組合の非難に反論している。彼は、「社会保障省による手違い」のために労働者社会保障カードが手交されなかったが、労働者は工場長のサインレターにより社会保障給付られた、と述べた。また、一部の労働者からより多くの賃金得るという意向があったため工場側は残業を認めざるを得なかった、と述べ

工場は解雇された労働者に法律で要求されている以上の補償を申し出ている。工場人員削減に迫られた際、工場の労働組合組合員その補償の申し出を受け入れている、とThan主張している



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最終更新:2019年02月02日12:39

ミャンマー:マンダレーにおいて伝統織物の職人たちが団結

マンダレー地方の伝統織物の職人たちは、中国とインドから輸入される安いコピー品による業界への脅威に対抗するため団結した。Amarapuraの織物職人たちは、中国やインドから輸入されるミャンマーの伝統織物の安いコピー品からの脅威に立ち向かうため、マンダレー地方で何百もの中小織物業者を代表する組織を立ち上げた。Amarapuraを拠点とする製織業界は、マンダレー地方にて、ミャンマーの伝統衣服、ならびに国内・海外市場向けの高品質のシルクやコットンの生地製造において、大部分を担っている。しかしながら、製織市場は安価な輸入衣料品によって苦境に立たされており、それら輸入品は、伝統的な工房で苦労して製作された緻密なシルク・綿の刺繍の4分の1未満の価格で売られている。その脅威に対抗し、Amarapuraを代表する各々の織物業者が129日に再編され、マンダレー製織ビジネス協会(MWBA)が結成された、と当組織の秘書Ko Min Swe氏は語った。MWBAの最初の会合は1215日に行われ、現在当地域の670の中小織物会社から構成される、とSwe氏は報じている。

「組織再編の主な理由は、業界を安定させる取り組みの一環として、ミャンマー衣料品製造業者協会(MGMA)などの当局や業界団体との関係を強化することです。」と彼は述べる。さらにSwe氏は「対抗策は生産数で強みを生み出すこと。それによって織物職人がローンや他形態の援助を受けることがより簡単になるでしょう。」と続けた。Swe氏は、我々製織業者は主にlongyihtamein(それぞれ男性・女性用の伝統衣装)を製造していく、と述べたものの、MGMAは、最近当組織が多様化しシャツなどの他の衣類を製造し始めた、と報じている。

マンダレー地方のAmarapuraWundwin は、8-150万ミャンマーチャットで販売されている、光沢があり緻密なlun yar kyawシルク生地を含む、伝統織物で有名である。しかしながら、業界は中国やインドからの、ミャンマーの伝統的なデザインをまねた安価・低品質の模倣シルク生地によって深刻な打撃を受けている、と織物職人は言う。AmarapuraRoyal Nadi製織工場を所有するU Zaw Win氏は「昔からある製織機で新しいデザインを作成するのに最大15日かかりました。しかしながら、その1週間後には同じデザインのものが市販されていることが判明しました。」と述べる。彼は、コピー品はインドや中国で作られた、と付け加えた。インドや中国の衣料工場は、デジタル織機機を使って、ミャンマーの伝統的なシルクのデザインを簡単に模倣できる、とWin氏は言う。

「彼らは短期間でデザイン工程から量産に移行できます。ただ、彼らのデザインは同じでもその品質・価格は低いものです。」と彼は言う。その一例として、Royal Nadi1生地あたり12万ミャンマーチャットで販売しているkyo gyi cheikシルク生地は、模倣輸入品として3万ミャンマーチャットで販売されている。「これが、当社の事業がほぼっ膠着している理由の1つです。」とZaw Win氏は述べる。

「製織業界は安価な輸入模倣品と競争するために近代的な機械を必要としていましたが、それには「伝統工芸品」を保存する義務も含まれていました。事業拡大の方法を見つける必要があります。」と彼は言う。

Daw Aye Aye Than氏は、Amarapuraの織物工房で作られたシルク衣類がミャンマーや海外の見本市で紹介される時、いつも少し罪悪感を感じると語った。

「私たちの伝統的な工芸品やデザインを誇りに思うべきですが、そう強気になれません。」と彼女は言う。その理由は、他の多くの織物と同様に、彼女のビジネスは中国やインドから輸入されたシルクやコットン糸に大きく依存しているためだ。

「現地生産の原材料は、高品質の布を生産するのに必要な基準を満たしていません。そのため、輸入原材料を使用する必要があります。輸入糸を使うというは、その布が本当の伝統品ではないことを意味します。」とThan氏は言う。ミャンマーチャットの下落は、原材料コストの上昇を招き、市場の購買力にも影響を及ぼした、と彼女は述べた。

「シルク糸の価格は最近パック(中サイズの糸の袋)あたり20万ミャンマーチャットに達し、綿糸はパックあたり約5万ミャンマーチャットになりました」とThan氏は言い、それぞれ2018年初頭の価格である15万ミャンマーチャットと4.5万ミャンマーチャットから上昇した。「政府は、伝統的な製織産業を支援するために、農民に綿花の栽培と綿花生産への投資を奨励すべきです。当社の事業は、原材料に関しては中国とインドに完全に依存しています。」と彼女は述べた。Swe氏は、Than氏による原材料生産への投資要請を支持した。

「事業を拡大したいのであれば、安定した原材料市場が不可欠です」と彼は述べた。



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最終更新:2019年02月01日12:33

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