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ミャンマー:労働力不足は離陸しつつある繊維産業の鬼門

繊維産業の熟練労働力の不足は製造分野への国際投資の高まる関心を利していきたいミャンマーの鬼門となっていると業界筋は言う。

未成熟な繊維産業を成長させるにあたり、輸送、流通、インフラ、電力供給など無数の問題にミャンマーは直面している。しかし、熟練した労働力の不足が業界の成長への最も緊急の課題であると業界筋は言う。

「私たちは人的資源を得ることができません。」とUMH社社長Ma Myat San Win女史はミャンマータイムズに語った。

高級品の生産の契約を保障するために必要な技能が工員にはまだないと言う彼女の見解にミャンマーの縫製工場の多くが同調する。

ミャンマーのほとんどの工場が、経験なしの労働者を雇い、社内で訓練しているとミャンマー衣料製造協会 (MGMA)開発マネージャDaw Kyawt Kay Thi Win氏は言う。ミャンマー衣料製造協会 (MGMA)はまた、独自のトレーニング・センターを持ち、約20名の労働者を対象に品質保証や機械工学や修理などの高度な技術を指導する講座を1月おきに2週間開いている。

しかし、訓練を受けると、労働者は周囲の工場を見て回り、最も給料の高いところに集まる傾向があると工場経営者は言う。

「私たちはいつも新入社員を雇っています。従業員を訓練していると、生産は上がりません。」とヤンゴン市郊外のLat War縫製工場オーナーU Khin Maung Aye氏は言う。

「けれども、腕が上がると、労働の大部分は高い給料を求めて別の工場へ移ってしまいます。たとえ、それが3~5%にすぎなくても。」と彼は言う。

EUが2013年4月に貿易制裁を最終的に解除すると、1カ月以内に3~4社の新しいアパレル縫製工場が設立された。中には、500人以上の従業員を雇った工場もある。

しかし、彼らの目に映るドル記号は起業の数を巨大にし、使える熟練労働力以上に大きくなったとU Khin Maung Aye氏は言う。

「2012年から2013年にかけて、ここに来た新工場の大部分は労働力0で来ました。したがって、彼らは他の工場から熟練労働者をかっさらってくるのです。」と彼は言う。

ミャンマー繊維産業の投資家らは、たいてい、市場の信頼、技術、経営能力などを持つ経験豊富なプレーヤーであるとミャンマー衣料製造協会 (MGMA)会長U Mynt Soe氏は言う。

しかし、ほとんどの工場が単に自分たちで労働者を訓練していては、工場は、世界的大企業と競争するための人的資源を確保する術はない。

「ここの製品はベトナムの製品と競争にならないかもしれません。ベトナムには労働力と技能があって、10枚の製品を生産するでしょうし、中国は15枚できるでしょう。一方で、私たちは5枚しかできません。」とU Myint Soe氏は言う。

たとえそうだとしても、政治や市場の不安定さから、カンボジア、タイ、マレーシア、中国までもが苦労しているとき、ヨーロッパ、アメリカ、日本、韓国、中国からの投資家は、ミャンマーに注意を向けていると彼は言い足した。

外国人投資家が、単に関心だけでなく、金銭をミャンマーに向けると予想される転換点は210億ミャンマー・チャットの輸出収入だろうと彼は言い足した。政府の最新の見積りは160億ミャンマー・チャットである。

熟練工の争奪戦となった工場立ち上げに加え、タイからも高い賃金の囁き言葉がかかり、この国の勃興期の産業から労働者を誘い出し続けている。

U Myint Soe氏は、有能な労働者はしばしば、給与の高い熟練を要する仕事を求めて国境を越えるので、ミャンマーのアパレル縫製工場ではこうした労働者は見られないと言う。

バンコクを拠点とする移民に詳しい専門家Andy Hall氏は、タイには公式記録だけでも約150万人の外国人の労働者がいると言う。「不法移民は、おそらく100万人に登るでしょう。」とHall氏はミャンマータイムズにメールで答えた。

「合法的な労働者の数はミャンマー-タイ政府の整理政策によってかなり増加しました。」としながらも、同時にタイの工場の不法労働者の数も増加していると彼は言い足した。

労働組合連合が昨年発表した報告書によれば、ミャンマーの縫製労働者の最低賃金はこの地域でも最低レベルでおよそ25米ドルから37ドルであり、これはタイよりかなり低いだけでなく、カンボジアよりも低い。

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最終更新:2014年02月28日16:53

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