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カンボジア:縫製工場労働者の最低賃金の行方は…

カンボジアは米国や英国のような世界の主要繊維市場で税制上の優遇措置を認められているので、カンボジアの縫製産業に対する投資家の関心は高まる一方である。

昨年、中国はカンボジアに1億2100万米ドル投資して、最大の投資国となり、つづいて台湾が1億1200万米ドル、韓国が7000万ドルとあとに続いている。

カンボジアからの繊維製品の輸出は、2012年には、対2011年比8%増の46億1000万ドルまで成長したと2013年1月にカンボジアの商業省は発表した。

衣料産業はカンボジアの最大の外貨獲得手段である。繊維産業には300以上の工場があり、約34万人の労働者を抱え、うち91%は女性である。大口の顧客は、ウォルマートやH&Mなどである。

しかしながら、業界は絶えず難問を抱えている。昨年、カンボジアの縫製工場労働者は、賃上げを要求して何度もストライキを行った。現在、繊維産業の労働者の1ヶ月あたりの最低賃金は61ドルで、上昇を続けるカンボジアでの生活費に対処できないくらい低い水準であるとカンボジア最大の労働組合である自由貿易連合は主張する。

国際労働機関の助言があって、この地元の労働組合は、現在、衣類と履物の製造業の労働者の給料引上げについてカンボジア衣料製造協会と交渉することに同意した。組合の要求は1ヶ月120米ドルの最低賃金である。関係当事者すべてが、2月26日に最低賃金の引き上げに関して決定を下すために話し合いの席に着くことになっている。

 

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最終更新:2013年02月22日06:00

カンボジアの縫製業界、巨額の外国投資を呼び込む

カンボジアの縫製産業が、米国や英国といった世界の主要市場への税制上の優遇措置により巨額の外国投資を引き付けている。fibre2fashionとのインタビューで、カンボジア衣料製造協会の業務開発部長Kaing Monika氏は、「カンボジアは、一部の市場においては新しい衣料製造基地になりつつあり、カンボジアの縫製産業は巨額の対外投資を呼び込んでいます。」と語った。

昨年、中国が総投資額1億2100万米ドルでカンボジア繊維産業の最大の投資国となり、つづいて、台湾が1億1200万米ドル、韓国が7000万米ドルとなっている。さらには、シンガポール、米国、マレーシア、日本、タイ、オーストラリア、イギリス、インドといった国々が、2012年にカンボジア縫製産業に投資を行った。

増加する対外投資の理由に関して、Monika氏は「カンボジアは米国への最大衣料供給国の一つであるだけでなく、世界の主要市場へ免税措置の適用が受けられ、労働コストは手ごろで、マクロ経済環境も安定しているうえ、政府によっていくつかのインセンティブも提供されていることで、対外投資を引き付けています。」と言う。

彼によれば、人々が外国人に優しく、天然資源が豊富なことも海外からの資金を呼び込んでいる。

「そのうえ、カンボジアでは、20~49の年齢層の人口が500万以上もあり、労働力だけでなく巨大な市場も形成しています。」と彼は語る。

 

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最終更新:2013年02月20日14:00

カンボジアのアパレル製品輸出、成長を続ける

カンボジアのアパレル製品輸出は、主要輸出市場が経済的に困難で不安定にもかかわらず、成長し続けていると最近商務省の発表した統計は述べる。

統計は、2012年のアパレル製品輸出は、前年の42億4000万米ドルから46億1000万米ドルへと増加、8.72%の成長を遂げたと強調した。

この地域の市場への需要が伸びているのは、特に中国からの生産移転によるものだと経済専門家は説明している。

カンボジアの主要輸出先は、米国、EU、カナダ、日本、中国である。

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最終更新:2013年02月05日14:00

カンボジア:Kingsland社の縫製工員らが米国大使館の介入を仰ぐ

Kingsland社の縫製労働者代表約100名がプノンペンの米国大使館から介入を呼びかけた。休職中の給与を含む労働法で定められた支払い、あるいは、仮に工場の所有者が工場閉鎖するなら約20万米ドルの法的な支払いを、労働者側は要求している。

米国大使館からの助けを頼むKingsland社の従業員は、ウォルマートとH&Mの調達会社が彼らの供給工場に労働法を順守させるよう要求した。彼らは、すべてのウォルマートの工員に立ち上がって、ウォルマートに責任を負わせるよう呼びかけた。しかしながら、彼らの陳情はこれまでも米国大使館に送られてきたものである。

VODはKingsland社の中国人オーナーと接触が取れず、この問題の反応が掴めていない。

地域法的教育センター(CLEC)労働プログラム主任Meoun Tola氏は、オーナー自身が逃亡して、労働者へ回答せず、中間管理職も事態を掌握できなかったり、収賄事件を起こしたりを許していると答えた。

非公式ながら、労働権利の成功は労働者の中で労働権利の限られた認識を人権に関する権利意識に変えた。社会的保護におけるサプライ・サイド規制は批判的だが、また、解決策は持続性に注意を向けるべきである。

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最終更新:2013年01月26日14:00

カンボジアの縫製労働者の最低賃金引き上げ、早まるか

カンボジアの縫製工場や履物工場の労働者が今週の労使間の会合結果によっては賃金引上げ上昇の恩恵を受けられるかもしれないが、詳細が明らかにされるのは、来月まで待たなければならないだろう。

月曜日(1月21日)の会合には、社会福祉相と労働相、カンボジア縫製業者協会(GMAC)、地元の貿易労働組合代表が参加した。

地元のニュースのレポートでは、2月末までに国際労働機関(ILO)をコーディネータ役として継続して会合が行われ、最低賃金の引き上げを決める予定である。

現在のカンボジアの縫製労働者の最低賃金は月給66米ドルで、アジアで最低の区分に入る。また、急激なインフレを加味すれば、カンボジア人の縫製労働者はここ12年間に14%以上の実質賃金の損失を被っていることになる。

労働組合は、それが少なくとも月給121米ドルと倍増したいと考えている。しかし、賃上げを叫ぶ労働者らは、アジア最低賃金同盟の計算に基づき、カンボジアの生活賃金は月給283米ドルであるべきであると主張する。

賃上げ運動に関わる労働者らは、欧米のアパレル専門業者の支店の外でデモンストレーションを行い、カンボジアの縫製労働者の「貧困賃金」と称される問題に取り組むよう、カンボジアからアパレル製品を調達する小売業者と輸入業者への圧力をかけている。

これまでもカンボジアでは労働者によって頻繁にストライキと抗議が行われてきた。

カンボジアからの衣類輸出は9ヶ月間で、1年前の31億3000万ドルから昨年は9.9%上がって、34億4000万ドルになった。 繊維業界は最大の外貨稼ぎ手であり、カンボジアの経済のバックボーンと言える。

 

 

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最終更新:2013年01月25日06:00

2012年のカンボジアの繊維輸出は9%の伸び

プノンペン・ポスト紙の報告によると、2012年のカンボジアからのアパレル製品の輸出は46億1000万米ドルで、2011年の42億4000万米ドルから9%増加したという。

しかし、2012年のアパレル製品輸出の増加は、カンボジア全体での対前年比の輸出増加10.2%より低い。

欧米の経済危機に加えて、カンボジアの縫製工場労働者による多数のストライキもカンボジアの繊維輸出の成長速度を鈍らせている原因の一つであるとカンボジア縫製業者協会(GMAC)会長Van Sou Ieng氏は言う。

昨年、カンボジア縫製工場労働者は、2014年に予定されている次回の賃金見直し時期より早く、賃金上昇を要求してストライキを起こした。

ストライキはカンボジアの縫製工場の生産性の低下を招き、バングラデシュやインドなどの他国との競争力を失わせたとIeng氏は言う。

カンボジア縫製業者協会(GMAC)では技術養成を進め、新技術を導入していくことで、縫製業界の生産性の底上げをし、国のアパレル生産業の継続的な成長を確実にしたいと彼は付け加えた。

 

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最終更新:2013年01月23日06:00

カンボジアの縫製工場で4000人が労働法14項目を求めて抗議

プノンペン市ダンコール国道4号線のGladpeer縫製工場の4000人以上の労働者は労働法の14項目を求めて集会を開いた。

カンボジア縫製工員民主組合連合役員Nget Sokhom氏は、工場オーナーが、3階に診療所を設けること、通勤手当及び住居手当の8ドル増額、日曜日出勤に食事手当を与えることなど労働法の14条項を尊重するようにVODに述べた。

工場は何点かの要求については拒否し、労働者はそれで異議の申し立てを決定した。労働者側は、もし解決策を全くないなら、抗議を続けるしかないと言う。工場に圧力を加えるために、労働省と仲裁協議会に訴え出たが、それをあざけ笑うかのように、工場は労働者を首にした。

管理側の声明としてVa Chanda女史は、工場は労働法を尊重していると述べた。ストライキの要求については、すべてを受け入れるわけにはいかないとした。

カンボジア自由貿易連合は、2012年に8万-9万人の縫製工場の労働者がストライキに参加したという報告を発表した。

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最終更新:2013年01月18日14:00

カンボジア縫製業界は2013年については楽観的観測

正月はアジア地域の衣料産業の複雑な見通しを喚起した。業界の代表のいくつかが、産業の繁栄を感じる一方で、他の大多数は、昨年以降、基本的に大きく変化していないと言う。

楽観的グループの代表は、カンボジア縫製業者協会会長(GMAC)Van Sou Ieng氏で、「今年は衣料品輸出の成長が見込まれており、励まされます。」とfibre2fashionに語った。

同様の視点で、パキスタン既製服製造輸出協会(PRGMEA)研究役員Ibrahim Mahmood氏は「私たちは2013年の間、織物と衣類の輸出のかなりの増加を予想しています。すでに主にEUと米国からの引合がかなり増加しています。」と言う。

「10月に、EUは、75個の製品、主に織物の上の自主通商特恵(ATPs)の法案を可決し、輸入関税は2013年12月末まで自主通商特恵により中断しました。また、2014年1月から、私たちがEUにおける輸入関税がほとんどすべての製品のために中断するGSP Plusへの資格を得ると予想されます。」と言う。

彼によれば、中国がコスト高になり、バングラデシュがキャパシティーがいっぱいになっているので、安値に綿の国内供給ができ、労働コストも廉価なパキスタンが国際バイヤーにとって好都合な目的地になると言う。

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最終更新:2013年01月14日14:00

カンボジアから見るベトナムの最低賃金引き上げ

当局によると、ベトナムで労働者の最低賃金を引き上げる新しい政令は、カンボジアに移転している会社に関係するわけではない。

「ベトナム政府は、企業や農場や家庭や個人によって労働者に支払われる最低賃金を調節するための政令を発効し、これは1月1日から実施されます。」と在カンボジア・ベトナム通商事務所貿易担当官Tran Tu氏は言った。

政令によると、ベトナムでは最低賃金は、経済状況によって4つの地域に区分されているが、その4つの地域のそれぞれの新しい月給は、240万ドン(113ドル)、210万、180万、170万ドンとなった。

Tran Tu氏によれば、4つの地域の労働者の以前の最低賃金は、それぞれ200万(96ドル)、180万、160万、100万ドンであったという。

カンボジア縫製業者協会高官Cheat Khemara氏によると、この引き上げで、縫製会社などのベトナム企業がカンボジアに立ち入ってくることはない。

通常、移転する予定になっている会社は新しい国でビジネス環境と手順を研究するために少なくとも5年を必要とするので、彼らがすぐにカンボジアに入ってくることはない、と彼は言う。

昨年11月に、1月1日から日給300バーツ(9.81ドル)の最低賃金を実行するという提案をタイ政府は承認したとバンコク・ポストは報じた。

タイのファッション製品の代表的なOEM会社であるTK Garment 社が高い賃金経費を逃れるためにその最大の生産工場をカンボジアへ移したと、この12月、同じく同紙は報じた。

Tran Tu氏は、投資家の決定は「最低賃金のレベルだけでなく、熟練労働者の質と勤務態度」など多くの要因によると言う。

「また、ベトナム政府は、外国人投資家に、高品質のインフラ・システムや税控除などの他にも多くのインセンティブを提供しています。その結果、ベトナムの投資状況は、競争力をどんどん増し、世界中からますます多くの投資家を引きつけています。」と彼は言う。

多くの会社が、特に労働集約型産業で、良い投資先候補を探しているとカンボジア・ビジネス研究所の最高責任者兼チーフ・エコノミスト鈴木博氏は言う。

「ベトナムの賃金の引き上げは、この投資の決定に若干の影響を及ぼします。カンボジアの廉価な人件費は、こうした会社にとって魅力的です。」と彼は言う。

しかし、ベトナムの現在の賃金レベルはけして高いわけではないので、ベトナムからカンボジアへの思い切ったシフトは今すぐ起こるわけではないとも彼は言う。「現在、中国の労働集約型産業は、カンボジアを含む他の国との比較において、中国での急激な賃金上昇のため、候補があれば別の国へ移転したいと考えている段階です。」

鈴木氏によると、カンボジアは多くの日本企業がベースを置いているバンコクとホーチミン市の間にある。

ベトナムで最低賃金の変化に最も影響を受ける部門は、縫製、靴、パーツ製造のような労働集約型産業であると彼は言う。

一部のベトナムの会社はカンボジアにすでに移転したと在カンボジア・ベトナム・ビジネスマン協会理事長Chhun Hut氏は言うが、それが最低賃金の引き上げの結果であるかどうかはわからないと言う。

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最終更新:2013年01月09日06:00

2012年にカンボジアで気絶した労働者は1,686名:公式レポートより

昨年、縫製工場と靴工場では、およそ1,686名の労働者が、主に過労、不健康、化学物質、ヒステリーで気絶したとカンボジア労働当局者は述べた。

労働省職業訓練部副部長Pok Vanthath氏は、大規模な集団気絶事件が2012年に20以上の工場で起こり、1,686人の労働者が気絶したと述べた。

カンボジア最大の労働組合である労働者自由貿易組合は年次報告を出し、この数字を公開した。報告では、2012年、29の工場の2,107名の労働者が気絶したとされている。

集団気絶の原因は、過度の残業、衣類の化学物質、殺虫剤の嗅い、熱さ、悪い労働環境、労働者の栄養失調とパニックなどさまざまである。

2012年に、101の工場のおよそ84,320人の労働者が昇給と労働条件改善を求めて抗議を行ったとの記載もある。

縫製業は、カンボジアの輸出全体のおよそ90%をしめる。業界は、300以上の工場、約335,400人の雇用人員を抱え、そのうち、91%は女性である。

商務省の報告によると、2012年の10ヶ月間に、同国の繊維製品の輸出は、前年の35億5000万米ドルからの7.6%増加の38億2000万米ドルに達した。

 

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最終更新:2013年01月07日15:00

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