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カンボジア:労働組合、2020年の最低賃金引き上げを検討

衣料・履物業界を代表する組合らは、2020年に最低賃金を引き上げるよう政府に要求する準備をしている。現在、衣料・履物工場労働者の最低賃金は182米ドルに設定されている。

カンボジア労働総連合のAth Thorn会長は626日、連合は25米ドルの賃上げを提案することを決定したと述べた。

「内部協議でも、最低賃金を25米ドル引き上げることを要求する予定でした」とThorn会長は言った。「この数字を交渉の際に使います」彼はその要求を来月、労働省に送ると述べた。

「過去3~4年間、衣料・履物部門は毎年100億米ドル以上を輸出し、年間収入は1億米ドル以上に達しています。衣料部門はカンボジアで最も強力で主要な部門のひとつだと思います。輸出、所得、雇用創出の全てにおいてです」とThorn会長は言う。「カンボジア経済を6~7%成長させているのはまさにこの部門です」と彼は述べ、1000以上の工場に100万人の縫製労働者がいることを指摘した。「すべてはこの分野からの賜物です。」

全国労働組合連合のFar Saly会長は、連合にはすでに構想があると述べた。

「現在の賃金は月額182米ドルですが、私は2020年の労働賃金を18米ドルは引き上げたいと考えています」とSaly氏は言った。「これを18米ドル上げれば、来年の最低賃金は月200米ドルになります。これが私の欲する数字です。」

また200米ドルあれば、労働者の生活水準は向上する、と彼は付け加える。生活のためだけに残業は避けるべき、とも指摘する。

「これは政府に要請する良い機会ですし、EUが労働者の権利を監視しているため、政府が労働者の権利に注意を払う良い機会だと思います」とSaly氏は言う。

労働者団体運動連合のPav Sina会長は、多くの組合が異なる数値目標を掲げているため、さらなる議論が必要だと述べた。Sina会長は最低賃金が30米ドル上がることを望むと言う。しかし、彼はその増加でも十分ではないだろうと述べる。

「縫製労働者の最低賃金引き上げは、市場製品の価格が上昇しているのであれば意味がありません」とのこと。

労働省のスポークスマンHeng Sour氏は、2020年の最低賃金に関する督促状を来月発行すると述べた。

「通常、7月が各党で議論を交わし始める時期です」とSour氏。「8月には2党間交渉に時間が使われ、9月に3党間交渉が行われます」そして10月には正式な結果が期待できるという。

「まだ交渉が行われていないため、詳細を明らかにすることはできません」とSour氏は言う。

労働法第357条によると、労働諮問委員会(LAC)は最低賃金に関する議論を主導し、政府に昇給を勧告することとしている。LACは組合員、雇用主、政府関係者で構成されている。

 

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最終更新:2019年07月03日

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