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カンボジア:ゴミ0ファッション--米国ブランドTonléとのQ&A(前)

Bea Johnson氏が、たった1本の瓶に1年間ゴミを詰め込もうと努力していることをブログに書き始めたとき、多くの人が彼女をクレイジーと呼んだ。11年後、ゴミ0運動は勢いを増している。Johnson氏は本を執筆し、30万人以上が見たTED Talkと、20万人以上がフォローするInstagramがある。アメリカ全土、そしてロンドンやアムステルダムのような都市に、包装パッケージフリーのショップが出現してきている。そして、この運動はファッションの仲間入りをしつつある。

サンフランシスコを拠点とする婦人服ブランドのTonléは、カンボジアのアパレルメーカーが廃棄する余りの生地だけで作られている。ブランドのモットーは「すべての糸が重要」で、新しい服に変えられないスクラップは細切りにし、個々に手縫いで新しい服の「糸」にする。その後の残りは、値札を作るための再生紙やもち米となる。同社のウェブサイトによると、この方法では、一般的な工場の平均40%に比べ、23%の廃棄物が残るだけだという。卸売業者や倉庫で特にプラスチック包装が必要な場合は例外だが、包装材には再生紙と段ボールだけを使用する。

Tonléの歴史は2008年、Rachel Faller氏がフルブライト奨学生としてフェアトレードの研究をするためにカンボジアに渡った時から始まっていた。結局、彼女は古着を再加工するファッションブランドを立ち上げることにした。だが、彼女は中古市場の工場から大量の繊維廃棄物を見つけていた。カンボジアはファストファッション業界で最も人気のある製造国のひとつである。カンボジアで合計5つのブティックを開いた後、Faller氏は国際的により良いチャンスがあると考えた。

現在知られている通り、Tonlé2013年に生まれ、プノンペンで30人の従業員(ほとんどが女性)を擁し、20人以上の職人が働くカンボジア北部の織物業者組合と提携している。さらに、Tonléはアメリカに3人のスタッフを擁し、サンフランシスコで実店舗を運営している。そのネットワークはアメリカ、ヨーロッパ、日本、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカの150のパートナーで構成されているが、さらに多くのことを目指している。2018年にはゴミ0ラベルが30%増加し、Faller氏は2019年にはさらに良い結果が出ると予想している。

 

Q:最初から始めましょう。何故カンボジアに引っ越したのですか。

A:服飾デザインの学校に通っていたのですが、どうやってそれをうまく応用すればいいのか分かりませんでした。そこで私は2008年に卒業し、カンボジアでフェアトレードと持続可能性に関する研究を行うための助成金を申請しました。当時私は、フェアトレードのコーヒーやチョコレートのような、フェアトレードについて食べ物の観点からはよく知っていましたが、フェアトレード・ファッションについてはあまり知りませんでした。

私は多くの職人グループや個々の職人と仕事をすることができましたし、カンボジアにはとても安価な商品を生産している大きな工場があるので、ファスト・ファッション産業の影響を直接見ることができました。私がカンボジアに引っ越したときは、最低賃金は月に55ドル程度だったと思います。それ以降かなり上がってはいますが、それでもまだ低い水準です。私がブランドを立ち上げることにしたのは、市場には倫理的かつ持続可能でありながら、手頃な価格の商品がないからです。その時は何をしようとしているのかよく分からなかったのですが、私はカンボジアの地元の店で、地元のコミュニティや外国人、観光客に商品を売ることから始めました。

 

(中編につづく)



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最終更新:2019年05月24日

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