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カンボジア:王立プノンペン大学にシルク研究センター設立計画

カンボジアのシルク製造者は、同国のシルク産業の専門性向上を目指している専門チームの貢献により、王立プノンペン大学(RUPP)飼育センターから良質のカイコが近々入手可能になる。

王立プノンペン大学は73日、新たなシルク研究センター設立に向けイベントを開催し、健康的なカイコを生産し今年の終わりには、地域生産者への供給を目指している。

Mey Kalyan王立プノンペン大学理事長は、カンボジアのシルク製品は一貫製造ラインではないので、最終製品用に輸入シルクへの依存が高くなっていると話した。

Kalyan氏によれば、カイコを扱っているカンボジアの養蚕農家は多いが、飼育センターの支援を受けず古い方法で飼育しており、これが低い生産量をもたらしているとのこと。

また、シルクの全需要の約1%のみ王国での生産が可能で、年間400トンのシルクを輸入し、輸入額は3000万米ドル超に達しているという。

「我々の目標は、すべてカンボジア製の最終シルク製品製造を支援することです。大学が専門的な研究センターとなり、健康的なカイコを供給し養蚕農家が高品質なシルクを生産できるよう支援したい」とKalyan氏は述べた。

Kalyan氏によれば、養蚕農家が手作業でカイコを100頭飼育した場合の生存率は約20%だが、王立プノンペン大学専門チームの飼育技術で実験したところ、生存率は90%以上になったとのこと。

カンダル州のBanteay Dek Agriculture Research Station、シェムリアップ州のInstitute of Khmer Traditional Textiles、コンポンスプー州のAoral Silk Communityなど、多くのシルク生産団体がイベントに参加した。

Aoral Silkの担当者Huot Sokha氏は、同氏の地域では現在12ヘクタールにカイコの食餌植物を栽培しており、シルクを32キロ製造するのに年に4回カイコが約18万頭必要になると話した。

「食餌植物の葉が成長し健康的なカイコが準備できたら、手工芸セミナーの開催かシルク製造の小規模な工場の稼働を検討しています。」とHuot Sokha氏は話し、「すべてカンボジア製のシルク製品は国の誇りとなるでしょう」と付け加えた。



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最終更新:2018年07月07日

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