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カンボジア:縫製労働者輸送トラックの運転手の多くが無免許

国家社会保険基金(NSSF)の役員によると、労働者関連の交通事故を減らす取り組みに向けた関連機関との協力の動きが高まっているにも関わらず、繊維労働者輸送のトラック運転手の20%が運転免許を保持していないことが判明したという。
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30Hun Many率いるカンボジア青年連盟との労働者の通勤時の安全性の改善を目的としたMoUに署名する際に、NSSFOuk Samvithya会長がコメントを発表した。
「労働者輸送のためのトラック運転手は4362名いますが、その内の20%が運転免許を保持していません。これは、労働者が通勤する際に交通事故に巻き込まれるリスクがより高いことを示しています。」
MoU
の締結が、トラック運転手のスキル向上を中心とした、交通安全の訓練・実施を促し、カンボジアの繊維労働者の交通事故発生を防ぎ、事故数を減らすことに繋がるだろうと
Samvithya
氏は説明した。
MoU締結後には、NSSFのメンバーや労働者輸送のトラック運転手が、交通安全や交通事故の予防に関する知識を習得できるようになるでしょう。」
トラック運転手に関する統計の取得、交通法に関する労働者・運転手の教育、 運転試験の実施、運転手に対する免許の交付など、NSSFは交通面に関して注目して来たという。
UYFC
Many会長は、これが機となり、労働者やトラック運転手は交通法により詳しくなれるだろうと述べた。
カンボジア縫製業協会のKaing Monika副会長もまた、トラック運転手の20%が免許証を保持していない事を認めた。
GMACでも、免許証取得試験に関する学習キャンペーンやトレーニングを大体的に行なっています。依然として深刻な問題ではありますが、傾向としは徐々に改善しつつあります。安全レベルには向上が見られており、昨年と比較しても事故発生数は減ってきています。」
またMonika氏は、事故の発生原因の半分が相手方にあり、トラック運転手だけに事故原因があるわけではないことも説明した。
なお、交通事故における死亡・負傷者数は減少傾向にあるが、近年の賃金上昇に伴いバイクを所有する労働者が増えているため、バイク事故の発生件数は増加傾向にあるという。
「我々は交通安全に関する周知を行なっておるのであり、労働者にも交通法や規制を守るようにしてほしい。」とMonika氏は述べ、法定速度を運転手が守るような取り組みを関連当局はより積極的に行うべきであると述べた。
カンボジアに70万人ほどいる繊維労働者の大半が平台トラックの荷台で日々通勤しており、50-70人の労働者が荷台に詰め込まれ、人というよりは家畜のような状態で運搬されている。
労働省によると、繊維労働者が巻き込まれた昨年の事故発生件数は、2016年と比較して56%減少したと言う
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月後半には、フンセン首相が「安全性の低いトラックによる労働者の移動に関しては、対策を検討しなくてはなりません。」 と言及している。「過去には労働者輸送用のトラックが衝突し、ひっくり返るという事故もありました。この問題は依然として解決しておらず、これ以上労働者が通勤中に死傷することがないように取り組んでいかなくてはなりません。」
国家警察交通局のRun Roth Veasna局長の以前の発言によると、同局は交通省との協力体制をすでに敷いており、工場に訪問の上トラック運転手の教育を行なっている他、免許保有に関する調査も行なっているという。
「現場の指導通りにするよう彼らには訴えていますが、それでも定員以上の労働者を乗せるトラック運転がまだいます。」
全国労働組合会議のFar Saly会長は昨日、交通法の知識に乏しいトラック運転手が多いため繊維労働者は依然として高いリスクに直面していると述べた。
「運転手の中には労働者を運んだ後の自由時間に酒を飲みに集まる者もいますし、労働者の安全に注意を払う事なくスピードを出したり他のトラックを追い越したりする者もいます。」


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最終更新:2018年05月09日

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