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カンボジア:アパレル洗い加工場のボイラー爆発で19名が負傷

プノンペンのアパレル洗い加工場で発生した蒸気ボイラーの爆発事故により、当該の工場及び近隣の2工場が全壊し、労働者4名が重傷を負った他、15名が軽傷を負ったと当局が発表した。

無傷で事故を切り抜けた工場労働者のSam Chanlyさんによると、Por Sen Chey地域のChoam Chao町にあるKorng Sun工場では1030915分頃に衣料品の洗い加工が行われていたが、蒸気ボイラーが突然爆発し、瓦礫が飛び散ったという。

「煉瓦や亜鉛、石の破片があちらこちらに飛び散りました。それにより多くの従業員が負傷しました。」

町の副警察庁であるYorn Sothun氏によると、被害を受けた労働者は3工場に及んだという。

「(Korng Sun工場では)労働者が2名負傷し、(近隣の)Fung Sin工場とTang Pheng Por社の建物が爆発に伴う熱の影響を受け、近隣2箇所では17名の労働者が負傷しました。」と同氏は述べた。

Sothun氏によるとボイラー爆発の原因は不明で、専門家が調査する予定であるという。

近隣2企業の4名が重傷を負っており、負傷者6名がプノンペンのクメール・ソビエト友好病院に運送されたと同氏は述べた。

Korng Sunで働くChan Veasnaさん(21)とSiet Namさん(40)は頭部の負傷と肋骨の骨折で入院したという。

同日夜にメール・ソビエト友好病院のNgy Meng院長に確認したところ、入院患者6名の健康状態は不明で、他の病院職員に連絡を取ることはできなかった。

カンボジア縫製業協会(GMAC)のプレスリリースによると、Korng Sun工場は登録を受けていなかったという。そのため負傷者は国家社会保険基金(NSSF)の保証対象外となるとの声明が発表されている。

労働者権利団体CentralMoeun Tola氏は、NSSFの資格有無に関わらず負傷者は企業による賠償を受けるべきだと述べた。

未登録の工場でボイラー爆発が発生し、2名が死亡、4名が負傷した事故を受け、連帯センターのWilliam Conklin氏が4月にプノンペンポスト紙に語ったところによると、GMACに登録されていない工場は規制のゆるい産業部門である、下請け業社である可能性が高いという。

「(政府)、ブランド、GMAC工場などの主要関係者はこうした工場を規制・監視し、少なくとも法を遵守しているかを確認する責任を持っています。」と当時同氏は語っていた。

工業手工芸省のSoeun Sotha報道官によると、ボイラー検査を担当する政府機関であるはずの同省にKorng Sun工場が登録されていたか否かは不明であるという。その他の担当者に話を聞くことはできなかった。

本件に関わらず、今年少なくとも4件発生しているボイラー爆発に歯止めをかけるためには、検査訓練の改善と取締りの強化が必要であるとTola氏は述べた。

「蒸気ボイラーの品質を大幅に改善することが差し迫って重要となっています。さらに、蒸気ボイラーを含む定期的な(工場)監査も強化しなければなりません。現在カンボジアの蒸気ボイラーを取り巻く状況は芳しくありません。」

Korng Sunの代表は名前を明かすことや事件についてコメントすることを拒否し、Tang Pheng Por及びFung Sinの担当者には話を聞くことができなかった。

 



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最終更新:2017年11月02日

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