インドシナニュース

2015年09月 のニュース一覧

カンボジア:新最低賃金案の公表日が決まる

カンボジア縫製産業の新たな最低賃金を決定するための三者による作業部会が今日公式に開催される。すべてが予定通りに運べば、交渉の結果は10月5日に発表される。

労働省の報道発表によると、三者による作業部会のメンバーは合意に至るまで協議を行い、その結果を労働諮問委員会(LAC)に提出し、委員会が最終決定を行う。

カンボジア繊維労働組合全国独立連盟のKen Chhenglang代表代行は27日、作業部会は背政府、組合、企業代表それぞれ16名ずつの計48名のメンバーで構成され、10月5日の発表はまだ確定していないと述べた。

「作業部会で結果が得られれば、新最低賃金は10月5日に発表となりますが、合意に至らなければ、それ以降も協議を続けることになります」と彼女は説明した。

独立系、政府系の労働組合のいくつかは今週の協議で提案する金額を決めるに至っていない。158米ドルを主張する組合もあれば、178米ドルもの金額を提案したいとする組合もある。

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最終更新:2015年09月30日14:02

カンボジア:ほとんどの縫製労働者は新最低賃金207米ドルを期待せず

最近の調査によると、縫製労働者のほとんどが新たな月額最低賃金は160米ドルから180米ドルの間になると予測し、いくつかの労働組合が企業側との交渉で提案を検討するとしている207米ドルよりずっと低い結果となった。

来年の縫製労働者の最低賃金を決定するため、労働組合、雇用者、政府の三者による交渉が来週行われるのを受け、労働者権利保護団体が縫製労働者の毎月の支出についての調査を委託した。DC Research社が全国で745人の縫製労働者を対象に調査を行った結果、家族への仕送りを含む支出額の中央値は207.50米ドルであった。

現在の最低賃金は128米ドルだが、ボーナス、残業手当を含めると多くの労働者は毎月160米ドル近くを受け取っている。

縫製産業の独立系の労働組合のいくつかは、この金額207米ドルを経営側との交渉の開始点としたいとしているが、企業側の多くが全く賃上げする余地なしと話している。しかし、問題の調査によると、大部分の労働者はそこまで多くを期待してはいない。

調査を委託した労働者権利保護団体は調査の結果をまだすべて発表していない。DC Research社は、同団体が結果をすべて発表するまではコメントしないとしている。

しかし、9月16日(水)に非公開で行われた会合で発表された調査結果の要約を記者が入手したところ、調査対象者の半分以上、53%が新たな最低賃金の期待値として160米ドル以下を挙げていた。大多数、81%が180米ドル以上を期待してはいなかった。

労働者が期待していた160米ドルの最低賃金に至らなかった2013年には全国的にストライキや抗議活動が発生し、縫製産業は数週間にわたって操業停止状態となり、経営側は数百万米ドルの損害を被った。抗議活動は政府が一斉検挙を始めてようやく下火となったが、少なくとも5人が死亡している。

縫製労働者に現行最低賃金への満足度を0から10(10が完全に満足)で評価してもらった最新の調査によると、調査対象者の88%が5またはそれ以下と評価した。

95%の労働者が1日3食取っていると回答している。しかし、1日の全食事への支出の中央値は2米ドル以下であった。

16日に調査結果を概観したのち、労働組合は結局、縫製労働者にとっての必要経費とは何かという点で意見が分かれ、提示金額について合意に至ることはできなかった。再度会合を開き、協議を行うこととなっている。

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最終更新:2015年09月28日06:01

カンボジア:ファッションとしてのクロマーの再興(後)

(前編より)

 

クロマーを支持する人々

王立芸術大学の熱心なクロマー愛好者であるKhom Polineは、クロマーの創造的な使い方を好ましい展開であると考えている。「良いことだと思います。クロマーの認知度をさらに高めるきっかけになるのではないでしょうか」

考古学部の学生であったPoline自身も、クロマーを売ったことがある。「大学で行事があるといつも、クロマーを売りました。でも収益は売場係を務めた同じ考古学部の学生にあげてしまいました」

「次の行事では、私もクロマーでドレスを作ろうと考えています」

20歳のNgoy Socheataは女優SonytaがデザインしたクロマーのカーディガンをKoh Pichでの寄付金集めのイベントで購入した。Socheataはやはり、クロマーは高齢者のもので、プノンペンの人々が使うとは思っていなかったと話す。

「デザインも素敵で、価格も手頃です。以前はクロマーにはあまり人気がなかったかもしれませんが、今はたくさん新しいものができて、人気になりつつあると思います」とSocheataは話す。

30歳のYi PanharithもまたSonytaのクロマーを購入した1人だ。彼女は、新たなクロマーは若い人の間で人気になるだろう、クロマーをファッショナブルなものに変身させるというコンセプトは新しく、そして今日の若い人々は創造性を重視するから、と話す。

より多くの人がクロマーの重要性に気づき、そしてその価値はこれからもさらに上がり続けるだろう。クロマーはカンボジアの人々が日常生活の中で使い続ける限り、カンボジアのアイデンティティの一部として生き続けていく。

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最終更新:2015年09月25日13:47

カンボジア:ファッションとしてのクロマーの再興(前)

ほんの数年前まで、プノンペンで若い人がクロマー(カンボジアの伝統的スカーフ)を使っているのを見かけるのは非常に稀なことだった。

しかし今日では、若い人々の間でクロマーがファッションとして人気になりつつある。

カンボジア高等技術校(NPIC)の5人の学生が、このカンボジアの伝統的な布にクリエイティブな要素を加え、Krama Yerngとして売り出したのが始まりだった。彼らはクロマーを使いドレスやキーホルダー、ヘッドバンド、ペンケースなどの様々なアクセサリーを作り出している。

「伝統的な使い方以外にも、クロマーの可能性をもっと引き出し、使ってほしいのです。新たな世代の好みに合わせて、現代的な使い方を取り入れることができるということを示したいです」とグループのデザイナーであるSol Dalinは話す。

2014年に学校行事に出展するためのプロジェクトとして始まったこのブランドは、ソーシャルメディアを通じて事業として発展した。

「興味を持った人たちから購入したいと連絡がありますが、学校の中間試験、期末試験や課題があるので多くを受注することはできません。でも学校の休み中であれば、私たちには時間があります」と彼女は話す。

Krama YerngのデザイナーであるDalinは、クロマーの存続のためにはこうした若い人々の間での人気が不可欠であると考える。「若い人々が地元の製品を支持するようになれば、国の発展にもつながります。彼らが輸入品の方を好み、輸入品の方が格好良くて品質もよいと考えるのであれば、国内製品は消滅の道をたどるしかありません」と彼女は話す。

 

女優のクロマープロジェクト

カンボジアで有名な映画スターMean Sonytaもまた、クロマー振興のための同様の事業を行っている。彼女は今年初め、クロマーの布でファッショナブルなカーディガン、シャツ、スカーフや靴を作る事業を開始した。

「クロマーはファッションやアクセサリーとして様々な方法で利用できます。クロマーは田舎の農家の人たちのもので、プノンペンの人には合わないなんて思って欲しくないのです」と彼女は話す。

Sonytaはこの伝統的な布を使い、自分でクロマーカーディガンやクロマーシャツをデザインしている。彼女がソーシャルメディアに投稿した、若い人向けの「作り方」ビデオで若い人々が彼女の製品を購入するようになった。

「私はクロマーが大好きなので、この作り方のビデオを携帯で撮って、ユーチューブとフェイスブックに投稿しました。でもその後、買いたいという反響がありました。どうやって自分で作れるのかを紹介したかったのですが、それよりも買いたいという人が多かったのです」と彼女は笑う。

若く、ファッショナブルな彼女はカンボジアの地場産品や文化を振興するばかりでなく、クロマー製品の売り上げによる収益を地元のNGOに寄付してもいる。

クロマーがいつ開発されたのかははっきりしないが、この丈夫な、伝統的な布はカンボジアとともに常に存在してきた。コンポントム州の州文化芸術部の職員であるAn Raksmeyは、クロマーは歴史的に世代を超えてカンボジアの日常生活に深く組み込まれてきたと話す。

「誰でも最低1本はクロマーを持っています。部屋着として、シャワー中に、包装用に、赤ちゃんのハンモック用にと様々な利用法が絵画に残っています」とRaksmeyは話す。

「ご覧のとおり、カンボジアの集落にはありふれたものです。もし今の若い人がクロマーを使っているのであれば、彼らにもその良さがわかったということです。そして同時に、その価値を高め、そうした意識を周りに広めていることにもなります」

 

(後編につづく)

 

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最終更新:2015年09月25日05:44

カンボジア:労働組合が最低賃金案協議のため第一回目の会合、物別れ

現在月額128米ドルの最低賃金の引き上げ案を集約する最初の試みとして、カンボジア全土70万人の縫製労働者を代表する労働組合指導者らが9月16日に会合を持ったが、合意には至らなかった。

縫製労働者の毎月の支出中央値が家族への仕送りを含めて207.5米ドルという調査が先週発表されて以来、独立系、政府系の組合が一同に集まるのはこれが初めてであった。約20人の労働組合指導者らは、次回の交渉での賃上げ要求額を決定しようと、16日にプノンペンで非公開の会合を行った。

「私たちは金額について協議しました。多くは207米ドルに賛成しているものの、この金額は高すぎるとして調査に含まれた幾つかの項目を削除したいとする参加者もいました」とカンボジア労働組合同盟のYang Sophorn会長は協議終了後に語った。

「私は207米ドルに賛成です。これは労働者への調査の結果であり、雇用者側との交渉の根拠になります。ですが、それより低い金額でももし全員が賛成するのであれば、それも考慮します」と彼女は話す。

この調査は、労働権利保護団体らの要請によりDC Research社が実施し、カンボジア国内の700人以上の縫製労働者に調査を行ったもの。

政府アドバイザーでもあるカンボジア労働組合連合のChuon Mom Thol会長は、最低賃金の10-15%の引き上げを希望すると話す。

全国労働組合連合のFar Saly会長は、207米ドルは高すぎ、幾つかの支出項目は除外されるべきであると話す。

「幾つか妥当でない項目があります。考慮すべきは月々の基本的な支支出額で、電話購入費や遊興費は妥当ではありません」と彼は指摘する。

労働組合は9月21日に再協議を行うことで合意した。その2日後、23日には労働組合、企業、政府の代表者らが今年初の協議を行うこととなっている。

労働省は10月に新たな最低賃金を決定し、2016年1月から新賃金が適用される。

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最終更新:2015年09月24日14:04

カンボジア:多数の製造工場が労働者を一時雇用停止にしていることが明らかに

~カンボジアの製造業は、約60万人に雇用を提供する主要な経済推進力

カンボジア縫製業協会(GMAC)によると、労働組合リーダーがより高い最低賃金を要求することを表明している一方で、少なくとも15工場で、受注不足により労働者を一時雇用停止にしていることが明らかになった。

カンボジアの製造業は、約60万人に雇用を提供する主要な経済推進力である。しかしこの分野は、膨らむ生活費を補填するのに、労働者がより高い賃金を要求するため、近年多くの騒乱が発生している。今月末にもさらなる賃金交渉が予定されている。

工場は、こうした騒乱やコスト上昇が潜在的なバイヤーを遠ざけることになる、と述べている。カンボジア縫製業協会(GMAC)のKen Loo書記長は、毎年いくつかの工場が労働者を一時雇用停止としているが、「但し、その数は多くありません。」と述べた。Loo書記長は、受注の減少が、この一時雇用停止の背景にある主な理由であるとした。

「我々は、昨年からこの点(需要減)を心配していました。ですが組合は我々を信じませんでした。」と彼は述べた。

一方で、労働組合リーダー達は、生活維持費に関する新たな調査結果を踏まえ、以前よりさらに最低賃金を引き上げるための交渉を開始する予定であることを月曜日に公表した。労働組合は当初、月額最低賃金を128米ドルから177米ドルへ引き上げることを求めていたが、現在はそれを、207米ドルにしようとしている。

アルマーニ向けに衣料品を生産しているKin Tai工場の労働者代表のChheang Thida氏は、7月15日以降およそ500人が一時雇用停止にされており、「工場が労働者を一時雇用停止にするような事態は初めてです。」と彼女は言った。工場のリーダーは、この一時雇用停止は、労働者が大量失神したことを掲載するソーシャルメディアの写真に起因するものではない、と労働者に説明した。

地域法律教育センターにおける労働プログラム長であるMoeun Tola氏は、多くの工場が、本来ピークシーズンとなる8月に、労働者を一時雇用停止にしていると述べた。

Tola氏は、過去に工場がそのまずい経営のために労働者を一時雇用停止としたことはあったが、受注不足によるものはなかったとし、現在の雇用停止は、最低賃金の賃上げ要求に対抗するための工場の戦術かもしれない、と危惧していることを付け加えた。彼はバイヤーに対し、「バイヤーは、工場が労働者へ適正賃金を支払うことを求めていることを示すように」呼びかけた。

地域法律教育センターのために工場を調査しているVa Kunthea氏は、ここ数週間で雇用停止する工場は増えているとした。しかし彼女は、カンボジアにある全ての工場の約5%と話ができたのみであり、実際には彼女が認識しているより多くの一時雇用停止が発生していると予想している。

労働者運動共同組合のPao Sina会長は、労働者は一時雇用停止があってもなお、賃上げは必要であるとした。「我々はまだ留まることができません。」と彼は述べた。

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最終更新:2015年09月23日06:00

カンボジア:独立系労働組合が最低賃金の要求を引き上げ

独立系労働組合のグループは、来週に開始する政府、工場、組合の三者協議において、縫製労働者の新たな月額最低賃金として207米ドルを要求すると述べた。

その金額の根拠は、現状128米ドルとなっている最低賃金の賃上げ要求の意味づけをするために、労働者権利団体が先月、国の70万人の縫製労働者がいくら消費しているか認識するための独自の委託調査を行った結果に依る。9月11日金曜日、DC Research社は予備調査の中央値を報告したところによると、調査対象となった745人の縫製労働者の中央値は207.5米ドルであった。

この調査を支援した米国にあるSolidarity Center のWilliam Conklinカントリー・ディレクターは、政府と協調している組合もいくつかあり、必ずしもすべての労働組合が今後の交渉で、最終的に207.5米ドルという数字を主張することに同意する必要はない、とした。協議は来週の月曜日に開始される。

「207米ドルという数字は、労働者が1ヶ月に使うと述べた金額の中央値を根拠としており」、この金額には自身の生活費と家族を支援するための仕送りの金額を含んでいる、とConklin氏は述べた。

「彼らは労働者がどのように賃金を支出したいと考えているのか、把握するつもりです。」と、彼は組合について付け加えた。

DC Research社はその金額について肯定も否定もせずに、今週最終的な調査結果を公表する予定としている。この調査には縫製労働者がどのように稼いでいるのか、例えば残業やボーナスと比較して、どの程度基本給から得ているのか、その内訳を含むことが期待されている。

「全体像はまだ明らかになっていません。」とConklin氏は述べた。少なくとも、いくつかの労働組合では、昨年掲げた177米ドルの最低賃金要求を支持するのに、この結果を利用できる、と彼は付け加えた。

国内最大の独立系労働組合をリードするAth Thorn氏は、彼と志を同じくする労働組合のリーダーの一部は、交渉の開始水準を207.5米ドルとすることを既に決定した、と述べた。

「我々はこの金額を工場との交渉に利用します。なぜなら我々は、根拠のないいかなる金額も利用することはできないためです。この金額は、基本的な生活維持費です。もし我々が、労働者が尊厳をもって生活できるようになることを望む場合、要求値はこの金額よりさらに高くなるでしょう。」

労働組合のリーダーのYang Sophorn氏もまたこの金額を支持しており、これまでその他7つの組合が、207.5米ドルを主張することで合意した、と述べた。

いつもははるかに低い賃金を志向する政府系組合を含む、多くの労働組合のグループでは、すべての組合が合意できる金額水準を見出すため、会合を持つ予定としている。

Thorn氏は、全組合が合意に達することに対し懐疑的であるが、もし失敗しても、独立系組合は207.5米ドルの要求のため、ストライキを実施するかもしれない、と述べた。しかし彼は同時に、工場との交渉を前進させるため、要求を緩和する可能性についても認めた。

「この金額は交渉のためのもので、最終値ではありません。」と彼は言った。「交渉の行方は現実に依ります。」

交渉を仲介する労働省は、10月に新しい最低賃金水準を決定する予定としている。

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最終更新:2015年09月22日05:56

カンボジア:ミャンマーと労使調停の経験を共有

カンボジアの調停委員会は、縫製産業が拡大しつつあるミャンマーでワークショップを開催し、労使問題調停の経験を共有する。

カンボジア労働省の報道発表によると、ワークショップはミャンマーの首都と同国最大の都市ヤンゴンで開催される。このワークショップはミャンマー政府と国際労働機関(ILO)が共催する。ILOはミャンマーに対し、成長中の縫製産業における労使問題解決メカニズム構築のための支援を行っている。

カンボジアのIth Samheng労働大臣は、カンボジアの調停委員会による労使問題解決システムは他国が模範とすべきものだと語る。

「カンボジアの調停委員会は同国の内外でその誠実で効率的な取り組みで知られています」とIth大臣は話す。

調停委員会のMen Nimeth委員長代理は、委員会の独立性が成功の鍵だと話す。「調停委員会には政治的な絡みはありません。労働法での規定によりカンボジア全土の労働問題を扱う調停基金の業務の調整を行うため、調停委員会は設立されました」とNimeth委員長代理は説明する。

2003年の設立以来、調停委員会は2300件の問題を受理し、関連した労働者数は100万人以上に達するという。調停成立率は73%に及ぶ。

カンボジアの縫製分野は労働環境と給与の改善を求める労働者による頻繁なストライキに直面している。訴訟になることもある。例えば、Pumaの下請け企業であるAkeen Texでは、7月9日に労働者らが道路を封鎖したのち、法的介入を要請した。

最低賃金制定のための会合で、Ith大臣は労働組合法案を擁護し、法案は国際的な条約に準拠しており、ストライキの発生件数を減らすことができると報道関係者らに語った。「この法案が遵守されれば、縫製工場でのストライキや暴動の件数は減少するはずです」とIth大臣は話した。

労働組合はカンボジアの縫製労働者70万人の最低賃金額を引き上げるよう求めている。9月21日に、いくつかの独立系労働組合は207.5米ドルの新月額最低賃金を提案する予定としている。2015年1月に政府は最低賃金を28%引き上げ、月額128米ドルに改定している。

 

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最終更新:2015年09月21日14:03

カンボジア:Targetの納入業者で集団失神が発生

少なくとも22人の衣料品工場に勤める女性が9月9日、プノンペン郊外の工場で昏倒した。集団失神における最新の事例である。

失神した人数の正確な数字はすぐに確認できなかった。原因の究明はまだ続けられているが、Porng Toeuk健康センターの医師、Veag Vuthy氏は「有毒臭」、もしくは低血糖の可能性が高いとクメールタイムズに語った。

はじめに女性1人か2人が倒れ、それが引き金になって他の同僚の労働者らに連鎖反応が起こったと労働省は発表した。集団失神はプノンペン郊外のMoha Garment社が所有する工場で発生した。

出荷履歴によれば、工場は米国やカナダのTargetの店舗、および百貨店チェーンのKohl’s向けに製品を提供している。

失神した匿名の一人はPorng Toeuk健康センターの入院先で他の人がはじめに失神していたのを見たとクメールタイムズに対し語った。「どうして失神してしまったのかわかりませんでした。でも周りの人や他の人も失神していると聞き、怖くなりました。私も呼吸困難になり、失神しました。」

他の匿名の女性も、手当てを受けるために他の医療施設に搬送された労働者もいたと語った。

「工場の医療施設は満員でした。車で他の医療施設に搬送された人もいます。」

労働省はHeang Mony Vuth病院に14人、Porng Toeuk健康センターに8人が搬送されたと語ったが、総数は不明だ。車で多くの人が搬送され、Veag Vuthy医師は自身の医療施設に搬送された人数は労働省の発表よりも多く13人だったと語った。

Veag Vuthy医師は、工場労働者の多くがきちんと食事をせず、十分な睡眠をとらず、低血糖であったため事態が悪化し、弱った体であったために失神しやすかったと語る。「こちらに多くの労働者が失神し、助けを求めてきているのを知っています。この地域のほとんどの工場労働者は工場から離れた場所に住んでいます。朝早く起床し働き、遠くに住んでいるために遅くまで起きていなくてはなりません。通勤にどれくらいかかるか聞いてみると、非常に多くの不満を持っていることがわかります。彼らは睡眠時間が足りてないと言います。タケオ州からはるばる通っている者もいるのです」と氏は語った。

コメントを求めた工場の経営者からは返答はなかった。労働省は調査を行うと語った。

カンボジアの衣料品工場における集団失神は頻発している。先月には一週間で400人以上が昏倒した。労働省は昨年少なくとも1800人の労働者が24の工場で昏倒したと語った。

国際労働機関は最近、集団失神は複数の要因から発生するものだとの結論を下した。栄養不足、工場における換気や空気循環不足、過度な残業が主な要因である。

昨年のBetter Factories Cambodiaの報告によれば、衣料品工場労働者の40%以上が貧血を患っているという。

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最終更新:2015年09月16日09:05

カンボジア:H&Mがアジア地域で「公正な賃金」プログラムを拡大

スウェーデンの小売大手H&Mはアジア地域の工場で労働者の賃金を引き上げ、労使間交渉を改善する意向を声明で発表した。

H&Mはすでに「公正な賃金メソッド」をカンボジアとバングラデシュで実験的に導入してきた。このプロジェクトは賃金を引き上げ、自由に支出できる収入を加えることで、労使関係を改善することを目的としている。

現在同社では2018年までにこのプログラムを68の戦略的納品業者に拡大し、その中にはカンボジアの工場も含まれている。同社の声明によると、これは雇用者と被雇用者間の「良好に機能する対話」を促進することを目的としているという。

「このメソッドの実施は持続可能な給与構造、より定期的な賃金見直し、経営側と労働者代表とのより活発なコミュニケーションと社会的対話の促進に貢献するはずである」とH&Mの声明は述べている。

同社はまた、国際労働機関(ILO)、スウェーデン国際開発協力機構、スウェーデンの労働組合であるIFメタルとともに産業関係プロジェクトをカンボジアで実施している。参加工場とその労働組合は覚書を締結し、労使関係の向上を目指し、その実施にあたってはトレーニングを受ける。

 

賃金交渉

現在カンボジアでは賃金問題が議論の的となっている。労働組合は現在の月額128米ドルの最低賃金を177米ドルに引き上げることを求めている。カンボジア縫製業協会のメンバーらは、賃金は上昇しても生産性が向上していないため、高賃金化でカンボジアの縫製産業の魅力が低減すると主張している。ベトナムなどの近隣国は、特に協議中のヨーロッパとの貿易協定により、さらに競争力を増してくるとも彼らは話す。

H&Mの意見は異なる。「私たちは賃金引き上げを好ましいものと捉えており、カンボジアを始めとする国々との関わりを継続するつもりです」とH&Mの広報担当であるアンナ・エリクソン氏はメールで表明している。

クメールタイムズがコメントを求めた他のブランドは、賃金上昇を直接的には支持しなかったものの、カンボジアの労働環境が改善することを望むと表明している。

大手衣料品ブランドの代表者らを含む香港のアメリカ商工会議所の代表者らが最近カンボジアを訪問した。商工会議所会長の談によると、縫製バイヤーが最も懸念するのは突発するストライキであるという。

 

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最終更新:2015年09月14日14:03

カンボジア:労使調停組織がストライキ数の減少を報告

調停委員会は、2015年上半期にストライキを含む労使問題として記録された件数、そして労使問題の件数自体が減少したと発表した。同委員会はこれをカンボジア労使関係の「希望の持てる傾向」としている。

独立機関である調停委員会の最新のニュースレターによると、2014年上半期に記録された労使問題174件のうち4分の1以上でストライキが起きていたのに対し、今年上半期は162件中ストライキが発生したのは16%のみであったという。

「これは希望の持てる傾向である。労使問題が発生しても、ストライキへと発展するよりも、紛争解決手続きに進むケースが多くなっている」とニュースレターは報告している。

調停委員会基金のMen Nimmith会長代理は、この変化は2014年始めの縫製労働者ストライキが終結したことによるものではないかと話す。

「2014年には政策面での課題が数多くあり、デモも暴力化しました。こうした状況が終結したことによるものではないかと思います」とNimmith会長代理は話す。

また、2015年始めに実施となった最低賃金の128米ドルへの引き上げも労働組合や労働者に「クールダウン効果」をもたらしたのではないかとNimmith会長代理は話す。

しかし、カンボジアアパレル労働者民主組合連合のAth Thorn会長は、今年のストライキ件数の減少について、労働組合指導者らが「労働組合法と最低賃金で多忙」であったことも理由の一つとしている。労働組合法と最低賃金は、2015年末にかけて政府が解決することとなっている課題である。

カンボジア縫製業協会のKen Loo書記長は、労使関係のめざましい改善は今のところ見られないと言う。「法的手段を経ていないストライキ」は今でも日常的に縫製産業を混乱させていると彼は話す。

 

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最終更新:2015年09月08日11:49

カンボジア:商務省が原産地自己証明システムを発表

カンボジア商務省は、認定輸出業者に対しインボイスで製品の原産地証明を行うことができるシステムを発表した。これにより、輸出の度に各企業が商務省へ直接申請する手間が省略できることとなる。

商務省の布告によると、8月13日に発表されたこの新システムでは、輸出企業は複数国への輸出履歴、カンボジアでの問題のない事業履歴を含む、様々な基準に適合している必要がある。

企業はこのシステムを利用するためには商務省に申し込み、運営委員会による審査を経て認証を受けることとなる。

「認証を受ければ毎回商務省に来る必要がないため、時間とコストを削減できます」と商務省輸出入部のHo Sivyong部長は話す。

現在は、製品の原産地証明を得るためには、企業は輸出のたびに商務省に申請する必要がある。

しかし、新システムでは、認証を得た企業は国境や輸出港の税関でインボイスを提示するだけでよくなるとSivyong部長は話す。

カンボジア縫製業協会のKaing Monika副書記長は、自己証明システムの採用はASEAN地域を対象としたもので、地域貿易の円滑化に役立つであろうと話す。

また、近年中に、この自己証明システムがヨーロッパ諸国でも承認されるようになることが望まれるという。

「原産地証明を提示するより簡単ですから、コストと時間を削減し、そして手間も省けます」とMonika副書記長は話す。

カンボジア米連盟のKim Savuth副会長も、輸出のたびに商務省へ足を運ばなくてもよくなるのは、米業界にも望ましいことだと話す。

「たとえアセアン地域内貿易のみであっても、認証を得ることができれば非常に助かります」とSavuth会長は話す。

自己証明システムは、輸出企業の手続き自由化を目指す商務省の取り組みの一環である。

3月に、商務省は原産地証明を作成するオンラインシステムを立ち上げた。

このシステムで、輸出企業は複数省庁を訪問したり、証明書発行のために賄賂を払ったりせずに原産地証明をオンラインで取得することが可能となった。

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最終更新:2015年09月07日13:59

SGSがカンボジア及びミャンマーのアパレル産業をサポート

東南アジアで衣料品産業をサポートするため、SGSはカンボジアの首都のプノンペンで研究所を運営し、またミャンマーで縫製検査サービスを提供する。

カンボジアの施設は、物理的および化学的なテスト、検査、そして監査において、米国の消費者製品安全性改善法(CPSIA)や欧州のREACH規則等の製品規制や品質テストを実施する能力を持つ。

「このカンボジアの研究所は、国際市場にアクセスするローカルおよび地域の衣料品業界を支援するためのワンストップ・サービス・プロバイダーとして機能することになるでしょう。」とSGSのプレスリリースは伝えた。

ミャンマーにおける検査サービスは、国内で最初の第3者機関のサービス・プロバイダーとして1948年に設立された。

「我々は、サプライチェーンの後工程で問題が発生するのを回避するために、可能な限り前工程で欠陥を特定することにより衣料品業界を支援し、生産の各工程での検査を実施します。」とSGSは述べた。

「我々の検査サービスには、初期生産物の検査、各製造工程における検査や最終工程の抜き取り検査を含みます。」とこの検査会社は付け加えた。

同社はまた、ミャンマーの製造業者が、合法的、人道的かつ倫理的に製造に従事しているかについて保証する、社会的なコンプライアンス監査サービスを提供している。

経験豊富な地元の検査官や監査人の世界的なネットワークを背景に、SGSはまた東南アジアの他の国々でもこれらのサービスを提供している。

「我々は、バイヤーに代わり、製造業者が合意した質、量、安全性そして納期の要件を満たすような能力を持っているのか検証することによって、顧客の調達リスクを軽減することを支援しております。」と説明した。

カンボジア、ミャンマーに加え、SGSは、インドネシア、ベトナム、タイ、フィリピンを含む東南アジアにおける多くの主要原材料調達国に強力な信用を得ている。

「ローカルの衣料品製造業やブランド調達事務所は、彼らの取り扱う衣料品が、品質基準や輸出市場において適用される規制要件を満たしていることを証明するために、私たちの信用を利用することができます。」とSGSは言及した。

SGS Global Softlines 社のSpencer Yeung副社長は、「国際的なブランドや小売業者は、カンボジア、ミャンマー、インドネシアなど東南アジアの新興国に調達先をシフトさせています。」と述べた

「さらに我々は、メジャーな製造グループなどの多くの投資家が、衣料品業界と経済全体の成長を促進するため、これらの地域に工場を設立してきているのを観察しています。」とYeung副社長は付け加えた。

「アジアはグローバル調達のための主要なプレーヤーとしてあり続けるのに対し、この地域においてSGSは自社の責任をお約束し、この業界をサポートして参ります。」と彼は述べた。

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最終更新:2015年09月04日13:58

カンボジア:シアヌークビルにおける労働力不足

カンボジアにおける主要な製造拠点となる日を目指し、シアヌークビルは労働者を呼び込むのに苦戦している、と地方当局者が明らかにした。

プレアシハヌーク州における労働職業訓練部門のYow Khemara部長は、シアヌークビルは現在、すべてのセクター、特に衣料や建設部門で、約4000人の労働者不足に陥っている、と述べた。

「町の人口が小さく、さらに中でも若年層が少ないことにより様々な問題が起きており、このことはまた、沿岸地域の地理的な問題にも起因します。」と彼は述べた。

「他の地域の人々は、休日に家に戻るのにより便利な、身近な州で働くことを選択します。」

Khemara部長は、彼の部門が労働者を誘致することを希望して、頻繁に近隣の州事務所に求人広告を掲示しているものの、この作戦はほとんど成功していない、と述べた。

シアヌークビル経済特区(SSEZ)はこの州最大の特区であるが、主に繊維産業で60の工場が現地で稼動しており、周辺地域から1万2000人もの労働者を雇用している。

シアヌークビル経済特区(SSEZ)の Lee Ratha人事マネージャーによると、この経済特区では、1000~2000人の労働者が不足している。

更に25の工場が間もなく稼動を開始するため、問題はさらに厳しいものになるだろう、と彼は述べた。

「この都市に20万人ほどの住民しかおらず、特に我々の地区において人口が少ないために、この問題は起きています。」とRathaマネージャーは述べた。

本日正式に発表されるカンボジアの産業発展政策では、シアヌークビルが貿易、物流、製造のための中核的なハブ拠点になるための、いくつかのキーとなる目標を詳細に示している。

政府は、カンボジア最大の港におけるインフラ整備だけでなく、国道4号線とシアヌークビル空港の増強により、交通の利便性を向上させる計画に取り組んできた。

労働職業訓練省のHeng Sour報道官は、現時点で沿岸地域における労働力不足の問題について正式な報告を受けていないが、投資の増加に伴い今後の課題となる可能性がある、と述べた。

カンボジア縫製業協会(GMAC)のKaing Monika広報マネージャーもまた、シアヌークビルの過剰な労働不足を認識していないが、出荷のための便利なアクセス環境は、(シアヌークビルにおける)繊維産業の成長のために重要な役割を果たす、と述べた。

「私は、シアヌークビルにある30の協会メンバーから、今までのところ何の通知も受け取っていません。」

州政府によると、約433の会社が、主にサービス、製造、縫製に従事している。

 

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最終更新:2015年09月03日14:21

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