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ベトナム:新型コロナウイルスのパンデミックで繊維産業は試練に直面(前)

ベトナムの多くの繊維・アパレル企業は、米国およびEUのパートナーから、3週間から1か月間、商品の受け取りを一時的に停止するという通知を受けている。
ホーチミン市衣料・織物・刺繍・編物協会 (AGTEK)会長のPhạm Xuân Hồng氏によると、米国およびEUで新型コロナウイルスの感染が急速に広がっているため、顧客らは商品の受け取りを停止する必要があると申し出たため、政府に緊急事態宣言および国境管理の強化を促したという。
Hồng氏は米国とEUはベトナムの2つの重要な繊維製品輸出市場であると述べ、「彼らはベトナム企業に国境が再開されるまで輸送された商品を含む注文を一時停止するように依頼してきました」と語った。ホーチミン市からのすべての繊維製品輸出の半分は米国に向けられており、EUは年間輸出の15〜18%を占めている。
「これらの市場のパートナーは、商品の受け取りの一時停止を発表しました。これは、繊維・アパレル市場のほぼ3分の2が縮小したことを意味します」とHồng氏は付け加えた。
Việt Thắng Jean Co., LtdのPhạm Văn Việt会長は、中国での感染経過に関する証言により、米国とEUでのパンデミックの制御には少なくとも2か月かかると推定するために役立つと述べた。生活が安定し、小売業界が再開すれば、輸入業者は倉庫を再開し、商品を輸入・流通させるだろう。
Việt Thắng Jeanに関しては、Việt氏は会社の総輸出高の20%を米国およびEUが占めると述べた。
「当社の製品は季節もののファッション製品です。輸入資材は6か月前に準備されました。現時点でパートナーが輸入中止を発表するというのはつまり、この夏に販売するために準備されたすべての資材は来年に移動しなければならず、それらは流行遅れのファッションになってしまいます。既存の生地の約40%が廃棄されるか、低価格で販売されるでしょう」と同氏は語り、突然の輸入停止により、企業は米国およびEUの港に向かう途中の製品の多くのコンテナを保管する必要が生じたと加えた。
「これにより、キャッシュフローが『凍結』される一方、企業は多くの追加費用を支払う事になります」と述べ、繊維企業にとって最も緊急の問題は注文の納品ではなく、労働者を保護する方法だと同氏は語った。
「繊維産業はベトナムで最も多くの労働者を雇用している産業の1つであり、彼らのほとんどは現在の状況では他の仕事に転職することができません。したがって、労働者の雇用と収入の維持は重大なビジネス問題であるだけでなく、 社会に非常に重大な影響をもたらす問題でもあるのです」と述べた。
「企業が労働者を解雇する場合、何十万人もの労働者はどこへ行くのでしょうか?パンデミックが抑制された時、企業は生産回復のための労働者採用に何をするのでしょう? そのような質問にはまだ回答が得られていません」と述べた。
繊維企業は、政府承認の景気刺激策を迅速に実行し、失業保険基金と社会保険基金の部分的な使用を検討し、企業による労働者への支払いの継続を支援している。
彼らはまた、財務省と銀行システムが金利を引き下げるか無利子ローンを提供することを望んでいる。そして、それらは生産活動と貿易が通常に戻るまで労働者への支払いに使われることが望まれている。

(後編に続く)

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最終更新:2020年03月27日

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