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ベトナム:電子商取引市場、ブームになるも規制は困難

ベトナムでは電子商取引が成長しているが、多くの個人や企業がオンラインプラットフォームを利用し低品質商品や偽物を販売し、顧客に損害を与え、税収の損失を引き起こしている。

同声明は926日にハノイで開催された会議にて、国家運営委員会389の常任事務局長のDam Thanh The氏によって発表された。

当局は電子商取引産業に関する規制が不足しているため、そのようなプラットフォーム上の詐欺を制御することはできなかった。

さらに、技術の発展に遅れをとった法的枠組みとその制裁は、違反を阻止出来るほど強力では無かった。

 

電子商取引ブーム

ドイツの市場調査会社Statistaが発表したデータによると、2018年、ベトナムの電子商取引の収益は約22.7億米ドルに達し、最も発展した6つの電子商取引国のリストに入った。

Nielsen VietnamおよびMiniwatts Marketing Groupがまとめた統計によると、ベトナムの人口の85%がインターネットを使用しており、世界におけるインターネットユーザーの割合が最も高い20か国中13位であるという。

ベトナムの消費者は1日平均7時間オンラインで過ごしている。都市人口の90%と農村人口の50%がスマートフォンを使用している。

Vietnam E-Business Index 2019 Report 2018によれば、2017年から2019年の期間における電子商取引の成長は、平均年間25%から30%の間であった。ベトナムがこの成長を維持する場合、2025年の市場はインドネシアとタイに次いで東南アジアで3番目にランクされるという。

商工省(MoIT)傘下の市場管理総局代表は、電子商取引の事業活動はその価値と数の両方で強力な発展を遂げており、多くの企業や個人を引き付けていると述べた。

しかし、電子商取引の成長は、禁止品および偽造品の取引も促進した。

 

電子商取引活動の規制

国内の電子商取引活動に関して、商工省(MoIT)のベトナム電子商取引およびデジタル経済庁のNguyen Thi Minh Huyen副局長は、消費者を保護するため、商工省(MoIT)LazadaTikiShopeeSendoAdayroiなどの電子商取引取引企業を招待し、偽造品、密輸品との戦いを約束させた。

これらのブランドの電子商取引プラットフォームには消費者を保護する手段がある。ただし、SNS上で運営されている個人や企業の管理は非常に困難である。

越境電子商取引活動については、ベトナムには電子商取引に関する法律、サイバーセキュリティに関する法律、ベトナム国家銀行に関する法律、税務管理に関する法律などのさまざまな法的文書がある。

しかし、ベトナム税関副局長のNguyen Cong Binh氏によれば、電子商取引活動を管理する法的文書は十分ではなく、この産業に関する規制は緩いものになっているという。

伝統的な商取引や電子商取引を含むすべての輸出入品は、税関によって管理されている。しかし、従来の貿易では税関はすべての商品と輸出入に関する記録と文書を管理する。

電子商取引に関しては、取引はサイバースペースで行われるため、税関は国境ゲートで商品を物理的にしか管理できない。そのため、商品に関連する書類、請求書、文書は管理できないという。

すべての電子取引が輸出入中に完全な記録と請求書を持つことが不可欠である場合、それは業界の発展を妨げる。しかし、厳密に管理されなければ、国家予算収入の損失と国内生産および事業活動への悪影響を引き起こすような不正、特に税収詐欺を防ぐことは非常に困難である。

Huyen氏は、電子商取引活動を管理するには、商品の出所を管理し、偽造品の製造を制限することが重要であると提案した。



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最終更新:2019年10月02日

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