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カンボジア:アパレル産業に目を向ける--Ken Loo会長(GMAC)インタビュー

アパレル産業はカンボジアの経済発展の重要な原動力で、履物と旅行用品を除いても、カンボジアの全輸出の60%以上を占めている。しかしながら、最低賃金は上がっているが生産性の向上が遅れているので、産業界は危機に瀕していると、業界内部は主張している。

今月遅くに始まる最低賃金の見直し交渉で、Khmer Times紙の May Kunmakara氏は、部門発展とそれに影響を及ぼす主要問題について議論するために、カンボジア縫製業協会(GMAC)のKen Loo会長と話し合いをしている。

 

Khmer Times紙(以下、KT): 世界のアパレル産業の現況についてあなたの見解を教えてください。カンボジアのアパレル産業はどうですか?

Loo会長: 世界のアパレル産業は、過去3から4年にわたって約4%の年間複利成長率を享受しています。2018年には8600億米ドルに達し、今後数年の間に同比率での成長が見込まれるでしょう。

カンボジアのアパレル産業では去年まで同様の成長が見られ、75億米ドルを超える輸出額になっています。

残念ながら、今年はその成長が減速する兆しが見られます。今年前期における我々の輸出額は主要市場であるEUへの輸出衰退に影響を受けて、0.5%落ちました。

米国、カナダ、日本のような他国の市場で確固たる成長を経験していますが、我々は多くの課題に直面しています。最も重大な課題は、最低賃金の上昇です。過去6年間で3倍になり、今では我々の競争力をむしばむレベルに達しています。

 

KT: 近年カンボジアにおいて、履物と旅行用品部門で顕著な成長が見られます。これら2つの部門とアパレル部門における業績をどのように比較しますか?

Loo会長: 履物のカンボジアの輸出は昨年10億以上に達しました。過去数年における約20%の年間成長率で急速に勢いを増しています。買い手が発注を中国から次第にシフトしているからです。インドネシアとベトナムと共に、カンボジアはこの傾向における恩恵を主に受けています。

商務省とGMACから陳情の結果として、我々は米国から免税特権を受けたので、旅行用品部門は2016年の7月以降急速に成長しています。輸出は、2016年における5000万米ドルをわずかに超えるにすぎなかった金額から去年の56000万米ドルまでに成長しました。旅行用品における輸出は、今年10億米ドルを超えると期待しています。

工場数もまた、2016年の約16社から今年は60社以上ととてつもなく成長しています。履物と旅行用品は高い付加価値部門である一方で、アパレル製品は価値が低くなっています。賃金の上昇で、アパレル生産者は第一に打撃を受けています。特にカンボジアは生産基準(原価基準の国)だからです。我々のアパレル部門における成長は近年衰えており、前期のデータが示しているように今年は衰退する見込みです。賃金上昇とEUによる『武器以外すべて(EBA)』協定の延期の恐れが確実に主な原因です。

 

KT: いまだデータによると概ね輸出は成長し続けるようです。この成長を可能にする要因はなんですか?産業の今後に関して、他の主要な懸念事項は何ですか?

Loo会長: 部門における輸出額は、過去3年間にわたり約10%で成長し続けています。多くの額は旅行用品部門での成長のおかげです。もちろん、履物部門の成長も主な要因です。アパレル輸出における成長は比較的安定していて、今年は減少する見込みです。我々の主な懸念事項は、来年の更なる賃金上昇と『武器以外すべて(EBA)』協定問題です。

 

KT:産業へのネガティブな影響を避けるため、アパレル部門の最低賃金は適切なスピードで上昇していると思いますか?

Loo会長: アパレル部門の最低賃金は、2013年の61米ドルから現在の182米ドルへと、過去6年間で3倍になりました。問題は、生産性向上がこのペースに追いついていないというところにあります。これは、17米ドルの最低手当を考慮さえしていません。この傾向は継続できません。競争力を保つためには、最低賃金の上昇率をもっと下げなければなりません。賃金上昇を継続させることは、生産性もまた上昇する時のみに可能です。これ以上の賃金上昇は、効率レベルにおいて生産性向上でそれに対応する上昇とバランスがとれてはじめて可能なのです。

賃金上昇のネガティブな印象は我々の部門に限った事ではありません。政府が援助しようとしている部門であるSMEにも影響します。これからやってくる年金給付基金は、今年終わりまたは来年早くに稼働しますが、工場にとって更なる打撃になるでしょう。

 

KT: ベトナムはしばしば、カンボジア衣料の競争を図るためのベンチマークとして使われますが、これは何故ですか?なぜ、バングラディシュ、インドネシア、ミャンマーではいけないのですか?

Loo会長:ベトナムは最も近い競争相手です。何故なら両国は同様のアパレル用品を生産しているからです。我々はお互いに隣接していて、それゆえ、買い手が一つの国からもう一つの国へ移動することが容易です。経済成長の現段階に関して、ベトナムは更に進歩している一方でまた我が国と非常に良く似ています。

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最終更新:2019年09月07日

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