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ベトナム:中国の輸出業者、偽装Made in Vietnamラベルで関税回避

一部の中国の輸出業者は、ドナルド・トランプ米大統領の関税措置による打撃を長期にわたって回避する手立てをうつ。


ベトナムは69日、農産物から繊維製品や鋼鉄製品などすべての製品において米国からの関税措置回避を試みる企業による製品起源証明書偽装および違法転送を数十件を発見したと述べた。

今年、世界の2大経済国間の貿易摩擦が高まって以来、アジアの政府がそのような不正行為を公然と主張したのは初めてのことである。

貿易関連の詐称に対する罰金増額を宣誓したベトナムの声明では、トランプ大統領が中国製品に2500億米ドルの関税を課し、さらに3000億米ドルの課税を目指すと脅迫した後、一部の中国の輸出業者が出荷物をベトナムに違法転送しているという懸念が更に大きくなっているという。

ベトナムを含む米国の貿易相手国は、彼ら自身も関税措置の打撃からの回避を努める中、違法輸出を阻止することへの強い圧力に直面している。

「違法行為と取り締まりは常にいたちごっこです。輸出業者が25%の課税を果たすという裁定取引を求めてリスクを冒している限り、その執行は非常に困難です」と法律事務所のBaker&McKenzieVietnamLtd.の経営パートナーFred Burke氏は述べた。

ベトナムは、偽装表示された中国製品が米国に輸出されることによってベトナムが米国から罰則を受ける可能性があると懸念している、と国会経済委員会Do Van Sinh常任委員が政府の声明を引用した。

東南アジア諸国の報告によると、中国の経済低迷により米国への出荷は今年急増したという。

これらの収益増加の一部がサプライチェーンの転換によるものであるという証拠がある一方、アナリストは最近の急増のうちどれくらいが合法的か疑問を投げかけた。

原産地証明書が処理される前にベトナム政府が発見した偽装事件には、中国製品の包装がMade in Vietnamの表示に変更されたものなどが含まれる。

ベトナム政府は、米国税関職員が明らかにしたベトナムの会社を通じて中国製の合板が米国に出荷されていた件を例として挙げた。

「高い関税率と大きな潜在的収益を考慮すると、米国の関税回避のための家内工業は繁盛することでしょう」とシンガポールのMaybank Kim Eng Research Pteの上級エコノミスト、Chua Hak Bin氏はと述べた。

「ベトナム政府は米国から裏口契約と見なされることを恐れ、そのような中国製品の転送を取り締まる可能性が高いでしょう」とChua氏は述べた。

シンガポールのブルームバーグインテリジェンスのシニアアナリストRahul Kapoor氏は、疑わしい出荷台数は中国から米国への輸出総額のうち「比較的少ない」量になると見られる。

「関税回避には常に漏洩と回避策がありますが、それらが起こり得る現象とは考えていません」とKapoor氏は述べた。

先月、財務省が通貨操作の監視リストにベトナムを追加後、ベトナムはすでに米国からの精査に直面している。

ベトナム当局は、米中貿易戦争が経済成長に悪影響を及ぼすことを懸念しながらも、不当な貿易優位性を生み出すための為替レートを使用はできないと述べている。Pham Binh Minh副首相は先週の国民議会に、貿易戦争によって国内総生産が今後5年間で6兆ベトナムドン(25600万米ドル)減少する可能性があると語った。

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最終更新:2019年06月14日

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