インドシナニュース

カンボジア:ごみからハイファッションを生み出す--資源の浪費に再考を促す試み(後)

(前編より)

 

La Chhoukのメンバーは依然として日々の生活の支払いをするためにアルバイトをしながら、夜間と週末にリサイクルファッションプロジェクトに取り組んでいる。

「アパレル産業はカンボジアで重要なものですが、ファッションはまだ業界ではありません」とSuper氏は言う。

2013年にプノンペンに拠点を置く、廃棄ゼロファッションブランドTonleを設立したアメリカ人のRachel Faller氏はSuper氏の着目点に同調している。

「カンボジアのファッションデザインはまだ初期段階です。多くの若手デザイナーは適切なトレーニングを受けることに苦労しており、巨額のPRとマーケティング予算を掛けて既存のブランドと競争することは困難です」と、Faller氏は言う。

アパレル業界はカンボジア経済の最大の柱の1つであり、1990年代と2000年代に多くの人々に利益をもたらし、経済成長を促進した。ZaraHMGapPrimarkなど多くの主流ブランドは、カンボジアの工場でアパレル製品を製造している。

しかし、この分野には問題がある。 Faller氏によれば、カンボジアのアパレルメーカーは搾取的な工場の上層部にとって「ピンクカラー」部門と呼ばれており、好い鴨と考えられている。そのうちの90%は女性工場員である。

Faller氏は、最近の最低賃金の上昇にもかかわらず、労働者は依然として過酷な状況で働いており、工場員の大量失業と呼ばれる工場にとって共通の現象が存在する、と述べている。

アパレル縫製工場から廃棄された布地から衣料品を生産するTonleブランドを運営するFaller氏は、そのような企業の無駄な方法を直接目の当たりにしている。

「廃棄物は人々には縁遠い天文学的な問題であり、彼らはリサイクルなんて言葉は聞いたことがありません。染色から裁断など衣料品の製造加工のあらゆる段階で無駄があります。 品質管理の失敗や過剰在庫の原因となっている布生地は、あまりにも多くの無駄を生み出しています」と彼女は言う。



2008年に米国のフルブライト文化交流プログラムの学者としてカンボジアに拠点を置いているFaller氏は、衣料品製造に使用される材料の少なくとも50%が無駄になると推定している。「La Chhoukのデザイナーのような若者たちは間違いなく何かを始めています」と彼女は言う。しかし彼女は、廃棄物の問題に適切に取り組むためには、国が構造的かつ相対的な変化が必要だと考えている。

独立したリサイクルファッション団体が、カンボジアの川、畑、埋立地にある何百万トンもの廃棄物を減らせるということはほとんど無く、La Chhoukの幻想の元には無い。

La Chhoukの最新のプロジェクトは、クメール語のYouTubeチャンネルを作成し、人々に廃棄物を管理・リサイクルするためのアイデアやチュートリアルを提供することである。

「私たちだけでは廃棄物の問題を乗り越えることはできませんが、人々が廃棄物について考え方を変えるようになるかもしれません。泥だらけの水の中でも蓮の花が生えているように、私たちは廃棄物の中にも美しさを見つ出すことができるのです」とSuper氏は言う。

カンボジア ジャンル:
最終更新:2018年09月15日

このページのトップへ戻る