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ベトナム:Lotte Mart「計画された」損失に動揺見せず

2017年末、韓国のLotte Vietnam Shoppingの累積損失が8000億ベトナムドンに達した。

「投資(VIR)」紙のBich Ngoc氏とLotte Vietnam ShoppingのJeong Seong Won最高財務責任者は、同社の開発戦略と損失における見解について話し合った。

 

VIR:8000億ベトナムドン(3520万米ドル)の累積損失の報告を受け、Lotteはベトナムへの投資を中止しますか?それとも、少なくともその投資額を減らすのでしょう?

Lotte Vietnam:答えはどちらでもありません。Lotte Vietnam Shoppingは、ベトナムへの長期投資を約束していますから、それを撤回するような選択肢はありません。当初、長期投資は難しいと考えられていたが、韓国の親会社の力を借り、ベトナムでの開発、投資、ビジネスを継続する予定です。さらに、これまでのすべての問題は、ベトナムのLotte Martの長期投資計画時にはすでに想定済みです。

 

VIR:Lotteは中国への投資を削減しましたが、東南アジアでの投資戦略はどうするのでしょうか。また、Lotteの投資戦略においてベトナムはどのような役割を果たすと想定していますか。

Lotte Vietnam:ベトナムは、労働力を持つ若い世代が人口の大部分を占めていることや、主要な省や都市に限らず、地方都市でもインフラ開発に積極的に取り組むことで都市化が進んでいることなど、さまざまな理由からアジアで最も有望な小売市場であると考えています。

この国は長らく農業生産のみでしたが、しだいに、工業やサービスの取引が拡大しています。このような再編が投資家たちを引きつけているのです。そのため、Lotte Martにとってベトナムは、今後も適した場所だと考えています。ベトナムという国が韓国企業の長期ビジョンの中に含まれていれるとも言えます。

 

VIR:現在、Lotte Vietnam Shoppingは、11区、ビンズン省、ドンナイ省にある一部の店舗で損失を出しています。このような店舗でビジネス効率をどのように改善していくのでしょうか?あるいは、投資フローを再構築するため、店舗閉鎖はあるのでしょうか。

Lotte Vietnam:実際、上記の商業施設の損失は同社の予想を超えていましたが、それは外的要因(投資計画の変更など)によるものであると言われています。これは大きなチャレンジです。現在実行されている開発計画が実を結び、これらの店舗を効率的かつ有益に運営するためには、時間を要します。

収益につながるかどうかは時間の問題であると考えているので、これらの店舗を閉鎖するという考えはありません。非効率的なビジネスの経験から得た改善・改革すべき施策が、これらの商業施設の効率的な運営を支え、さらに業績全般の貢献につながると思います。

あとは政府による計画の完遂とともに、継続的な解決策によって、近い将来これらの施店舗がより効率的に機能することを願うだけです。

 

VIR:Lotte Vietnam Shoppingも2020年までの収益目標を設定しています。この目標がどのようなデータに基づいて算出したのか、明白にしていただけますか。

Lotte Vietnam:これまで、新店舗開設の経験から学び、これらの店舗の効率を上げるように努めてきました。最近オープンした商業施設(ホーチミン市のLotte Mart Go VapやLotte Mart Nha Trangなど)は非常に効率的に運営されています。

この結果、毎年の累積損失は減ってきています。 2019年までには、営業利益の創出が始まって、Lotte Martの経営はベトナムでより収益性が高くなることと期待されています。

 

VIR:ベトナムにおける小売市場のポテンシャルは明白でしょうが、Lotte Vietnam Shoppingは概して投資家、特に企業にとってどのような試練が目の前にありますか。

Lotte Vietnam:ベトナムの小売市場は大きな可能性を秘めています。ですが、小売業者は投資する際、多くの問題を対処しなければなりません。そこには厳しい競争があって、消費文化も地域によって異なります。

Lotteでは、効率的なモデルとして、便利で、消費者に優しく、消費者の増え続ける需要に応える必要があるなど、新店舗オープンから多くの教訓を得ました。

 

VIR:Lotte Vietnam Shoppingは、ベトナムで今後どのようにビジネスを進めていきますか。

Lotte Vietnam:現時点では、オンラインモバイルアプリケーションを介したEコマース取引分野に多くの投資を行っており、これにより消費者はスマートフォンを使って便利に商品を購入し、注文することができます。これは、小売業界ではすでに起きている傾向です。

加えて、非効率的な店舗の改装、改善、再構築を行い、消費者を引き付ける施設や製品、サービスに向けてさらに投資する予定です。韓国でできたように、ベトナムでも消費者との間でより良い関係を構築したいと考えています。

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最終更新:2018年06月15日

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