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ベトナム:EコマースのTiki、2年連続で赤字

Tiki2年連続の赤字報告は、それが開発成長における計画の一端なのか、またはEコマース市場の競争に敗北した結果であるのかという懸念の声を彷彿させた。

当事者であるTikiは、この結果は開発戦略の一部であると主張し、後の成長につながるものであると説明した。

Tikiは、スタートアップの電子書籍ストアとして2010に設立されたが、以来、スマートフォン、タブレット等のデジタルデバイス、電化製品、玩具やお土産を販売するための多様な事業に着手している。

20138月、Tikiは日本の住友商事と戦略的パートナーシップを結び、投資を受けることでベトナム初のEコマース企業となった。

その提携の下で住友商事は、日本の投資企業であるサイバーエージェントベンチャーズ (15%) に続く2社目の戦略的な投資者となるために、Tiki30%の株を保有しようとした。

20165月には、ベトナムのインターネットコンテンツのプロバイダであるVNGコーポレーションがTiki38%の株を獲得するため、383億ベトナムドン(1702万ドル)の取引を行った。

VNGは、ベトナムで最大級のEコマースプラットフォームから利益を獲得することを期待し、資産価値104,000ベトナムドン(4.57米ドル)を費やしたのである。

Tikiは、計45%の株を所有する住友商事とサイバーエージェントベンチャーズの2社の後ろ盾だけでなく、VNGの投資もあり、ベトナムのEコマース部門においてかなりの力を持つだろうと予想されていた。

しかしながら、同社は直近2年連続の赤字を報告している。

株主であるVNGコーポレーションの財務諸表によると、Tiki2017年、282 億ベトナムドン (1238万米ドル)の赤字であり、それは前年の7倍、資本金の3倍の額であることを報告した。つまり、VNGの投資を得た後のここ2年の損失は、総額320 億ベトナムドン (1405万米ドル) ということになる。

TikiCEOである Tran Ngoc Thai Son氏は、この赤字は同社の長期的な開発計画の一部であることを述べた。

たしかにTikiは、インフラ、倉庫、人的資源、技術への投資を通して、事業規模を拡大しつつある。

実際、Euromonitorの統計によると、Tiki1508万人の訪問者数を掲げるであるサイトとして、2017年にベトナムのオンラインショッピングサイトの中で6位に位置づけられている。

しかし顧客の中には、Tikiのプロモーションが不透明性であると指摘する声もある。明らかに元値から割引率を発生させるため、頻繁に販売価格を内密に上げているのだ。

今年の初めTikiは、中国の大手インターネットサイトJD.comによるSeries Cと韓国のSTICから、計5400万米ドルの投資を得た。

これらの追加資本は、Tikiの市場を強化するだろうと期待されている。

現在、ベトナムのEコマース部門は大きな可能性を秘めているが、多数の有力者による厳しい競争によって支配されている。



この激しい競争は、多額の赤字によって一連のEコマースの躍進が閉ざされざるを得なかったことで明らかになった。

BeyeuDeca、そしてLingoは、長い争いの後、この市場を去っている。

業界関係者によると、Tikiは販売やマーケティングから倉庫や物流までのEコマース事業のために莫大な費用を割り当てる必要があるため、得た利益をすぐにそちらへまわしてしまうという。

また、多くのプラットフォームは、新しい顧客をすばやく獲得するために、特別割引のオファーやプロモーションキャンペーンを打ち出したことにより、さらに損失を被ったのである。

現時点でTiki2年連続の赤字が負け試合であったと結論づけるのは早い。しかし、BeyeuDeca、そしてLingoの市場撤退が示すものとは、発展性や開発戦略を欠いたままでは、このEコマース市場では戦うことができないということである。



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最終更新:2018年05月18日

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