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ベトナム:Quang Vietは製品価格の上昇で今年の業績は上向きと予想

縫製企業Quang Viet Enterprise Co(廣越企業)は411日、2018年の業績予想について明るい見通しを示した。製品価格と原材料コストの差が広がったことが主因とされる。

「粗利益は2016年の水準にまで回復すると予測している。その要因の一つとしてはブランド等顧客との交渉において当社がより有利となったことが挙げられる」とQuang Viet社のCharles Wu(吳朝筆)社長は台北で開催された投資家会議で述べた。また消費者側の需要も堅調であると述べた。

また、同社は今年、製造コストを反映し、製品の平均販売価格を3-5%上げることを予定しているとWu社長は説明した。

世界最大のダウンジャケット製造企業のひとつであるQuang Viet社は粗利益が2016年の16.74%から2017年には13.95%へと減少していた。その要因としてはアヒル羽毛価格の上昇と為替差損が挙げられる。

製品価格の引き上げに加え、Quang Viet社は今年の売上目標を前年比15-20%増で設定している。これは主要顧客であるPatagonia IncNorth Face Incからの発注増を背景としている。

また、年内にMammut Sports Group AGUnder Armour IncNew Balance Athletics Incをはじめとする5ブランドと新規取引が開始される。

この5社のみで、売上は1100万米ドルに達すると予測されている。

中国と米国の間で発生しつつある貿易摩擦の影響を受ける可能性について問われると、ベトナムの自由貿易協定により無関税待遇を享受することはできるため、米中の貿易紛争については懸念していないと同社は答えた。

Quang Viet社は現在ベトナム、中国、ルーマニア、ヨルダンの4ヶ国に6工場、357の製造ラインを擁する。

「(米中の貿易摩擦への懸念から)競合他社の中には高関税を避けるため、工場をベトナムへと移転させようとしている企業もあります」とWu社長は述べた。

Quang Viet社の現在の生産能力は月間95万着に達するが、需要増加に対応し、さらなる拡張計画が進んでいる。

ベトナムのティンザン省の工場では20の生産ラインの追加を計画している。ロンアン省の新工場にも20ライン建設される。

また、ヨルダンの工場でも2ラインの増設が計画されており、今年の売上高は1300万米ドルに達すると予測されている。

同社の第1四半期の実績はまだ公表されていないが、同社によれば第1四半期の累計売上高は前年同期比47.72%増の116000万ベトナム・ドン(3970万米ドル)と過去最高を記録した。

Quang Viet社の株価の411日の終値は0.4%上昇し124.5ニュー台湾ドルであった。



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最終更新:2018年04月17日

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